鏡花水月

音心みら🫧

プロローグ・新月

東京の夜空に輝く満月――その光に照らされるたび、輝夜美月かぐやみつきは胸の奥深くで奇妙な感覚に襲われる。まるで、遠い昔から月が自分を見つめ、呼びかけているかのような感覚だ。仕事に追われる日々、完璧なプランナーとして周囲の期待に応える美月だったが、その心には常に孤独と、言いようのない「何か」が欠けている感覚があった。


月が輝く夜、彼女はふとつぶやく。「私は、どこから来たのだろう…」


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