マッチ 君と出会えた奇跡

たにゃん

第1話 1通のいいね

これは、仕事と家の往復の毎日が続く冴えない35歳の男物語である。


「あぁ、町を歩けば仲のいい夫婦やカップル羨ましいな…俺にもあんな風に幸せになりたいな...」


と、最近頭の中がこんな思いで考えがループしている。


親には、「お前は、結婚とか彼女欲しいとか思ったりしないのか。早く父さん母さんを安心させてよ」と両親からの電話でため息が出る。


「俺も出来るならそうしたいよ。」と心の中で呟く。


「思いきって街コンに参加してみようかな…

でも話が上手く出来ずにオドオドして終わりだな…」


そんな事を考えながら今日も終わる。


そして、仕事から帰って来たある日の夜。


「そうだ!占いで自分の恋愛結婚出来るのか、占ってみるか。」


そう思い震えながら、携帯を持ち占いで自分の恋愛結婚について占ってみることにしてみた。


「思いきって占ってみました。僕は、今まで恋愛経験がほとんどありません。これから僕には恋愛結婚ができますか?良かったら占って下さい。」

と相談した。


すると、こう返信が来た。


「今年の11月から来年の2月の間に運命の人が現れます。出会いは、マッチングアプリでいい出会いがあります」と書いてある。


マッチングアプリは、テレビのニュースでも事件とかあるから本当だろうか迷ったけどやってみようかなと考えその日は寝ることにした。


数日後、そういえば、占いでマッチングアプリで運命の人が現れると話を思い出しやってみることにした。


自分のプロフィールを書きながら、本当にこれでいい出会いがあるのか迷った。


夕方、携帯を見ると1通のいいねが僕の携帯の画面に写し出されている。


これが、僕の運命を変える出会いになるとはこの時はまだわからなかった。

                   続く

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