「血圧130越えたら」を言わなくなった理由

クライングフリーマン

高血圧の基準

 あるコマーシャルで、やたら、言っていた。

 今年春から血圧の基準が変わった。

 結論を先に言うと、130はもう基準値でも危険ゾーンでもなくなったのだ。

 松田史彦氏が「ルネサンスVol15」で語った所、以下の表の様な変遷があったそうだ。


“高血圧”の基準値と患者数の関係

  高血圧基準 高血圧患者数

 1972 年齢+90

(例えば70歳なら160) 100万人以下

 1987 上180/下100 170万人

 1999 上140/下90

(70歳代で代表) 1510万人

 2004 上140/下90 2220万人

 2008 上130/下85 2700万人

 2009 上120/下80 4300万人


 基準値が病気を作り、製薬会社が儲かる仕組みである。


 現在は高血圧の基準が複数あり、2024年(令和6年)4月からは、Ⅰ度高血圧の基準(140/90)から、II度高血圧(160/100)の基準に変更になった。

(乱脈や毎日の数値の高低が激しくなければ)130でも140でも慌てる必要はない。

 以前、YouTube番組で、「変更になりかけて元に戻った」というデマを書き込んでいた輩がいたので、上記(ブラウザで検索したら出てくる答)を書いたら、「沈黙の完敗」を見せてくれた。

 病院・診療所では、未だに以前の指標で診断される場合もあるが、最早「絶対」ではないのである。何かトラブルが起きたら「高血圧だから」と血圧を悪者にするのはナンセンスである。

 和田秀樹先生も言っておられるが(先生自身高い血圧)、患者によって、指標を変えて考えるべきなのである。

「子供」「大人」という2種類の色分けだけで指標が決まり、薬も2種類だけ処方では、デジタル社会においてデータを見逃していて、患者は置き去りにされてしまっている。

 和田先生も松田先生も、「血圧降下剤の副作用」を指摘されている。

 もう「絶対」はない。先日、私は目眩がして、半日おかしかった。

「副作用の影響」だと判断はしているが、安直に「薬、減らしてくれ」とは言えない。

 幸い、主治医は、「安定していたら、薬を減らすまたは軽いモノに変更する」主義。

 薬剤師に指摘されるほど、沢山の処方を無闇にはしない。

 私の血圧は、もう数年来「さ〇波」のグラフに近い。

 さ〇波と言えば、「コ〇ナが流行出した頃のグラフ」のトリックは、毎日記録してグラフを作っているから、すぐ分かった。

 日本と日本以外のグラフを並べるが、Y軸(縦の目盛)が違うのだ。重ねると一目瞭然だ。「嘘つきは政治家か真凄みの始まり」だ。

 ある放送局が、うっかり「加工前(一目瞭然)」のデータグラフを番組内で出してしまった。番組MC(局アナ)は「さざ波発言はいけません」と言いながら、自分の体で必死にグラフを隠した。

 N〇Kはじめ、テレビ局は「〇痴を相手にする白〇放送局」だと衆知された。

 遠回りしたが、あのCM。私があまりテレビを観なくなったので、自粛したのか、知らないで放送しているのかは分からない。

 ともあれ、「偏見」に惑わされないようにしないと、折角病院・診療所に行っても、正しい治療を受けられないかも知れない。

 私の持病の「脊柱管狭窄症」もやたら手術したがる外科医師もある。

 成功率が小数点以下の数値なのに、である。だから、大病院の外科は敬遠することにした。我々はモルモットではない。

 コ〇ナについての考え方は、拙作の中で書いている。

「長くない人生」と開き直ってから、私の人生は変わった。

 長々と書きましたが、参考になれば幸いです。

 ありがとうございました。

 ―完―



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「血圧130越えたら」を言わなくなった理由 クライングフリーマン @dansan01

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