それは利己の名を燃やす得手
利己主義に溺れて尚
誰かが無限に詩を紡ぐ
其の名前を失って尚
おわれない物語を詠う
世界を形作る言の葉を並べ替え
おわれる物語を綴る
【記憶の人】
「教会」が権力を有していた「時代」
「虹」の橋を渡る「足音」は絶望を運び
向こう側の「商人」は
平穏なる「月夜」を売り払った
【魂は赤】
「器」を求め
「前書き」の言の葉は「岸辺」に集う
集められて出来上がった「街」は
誰かの「玩具箱」
魂を「捧ぐ」ことこそ
美徳とする「一族」が住まう地
【流浪こそ夢】
夢は「後」になって
「鏡」の存在に気付く
彼らを「船」に乗せるよう促す「少女」
反転の「景色」を「笑わない」為の
「戦」が始まる
【血塗れて眠り】
「絵本」の中身は
「狩人」が生まれた「里」の物語
血塗れた「儀式」が必要と「辞書」からの引用
故に「獣」は
居場所を求める「騎士団」を滅ぼした
【紅な螺旋や】
螺旋状の「神話」は
「空」の向こう側に繋がる
「詩」は同一の「末路」に辿り着く「神託」
螺旋を「意義とする」理由を
「学者」は説いた
【罪も増え】
罪の「歌」を
開かれることのない「日記」に綴り
罪が「宝石」に姿を変えた頃には
「思想」が咎と定められ
罪を「庭」に集めた君は笑うだろう
【余話を消す補佐】
余話に「音」が孕み
「生きること」が許された
蒼い「罪科」は
余話の「少年」を
「門番」と定め
名もなき詩を「伝言」すれば
「夢」の住人が追われ始める
それは利己の名を燃やす得手
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