第91話

「もうどっかいってよ!うるさい!」


今日も晴奈はイライラとしている




『晴奈今日海連れてってやるから!』


そんな晴奈の機嫌を伺うように晴奈に話かける



「うん」


そっけない返事をすると用意を始める晴奈



1時間程経つと晴奈の用意が終わり晴奈にヘルメットをかぶせてバイクにのせた


晴奈はいつものように腰に手を回してギュッとしがみ付いている


そんな晴奈が可愛くて少しゆっくりめにバイクを走らせた




「海だぁっ☆」


晴奈は久しぶりに嬉しそうな顔をして砂浜に駆け出した


『こけんなよー!』


そんな晴奈を笑いながらゆっくりと砂浜にむかう成也


「海なんて久しぶり~…ってか夜の海なんて初めてかもしれない


海ってこんなに大きかったっけ~!」


興奮冷めやらない晴奈は海をキラキラとした目で見つめていた






『…晴奈?』


そんな晴奈を見ていたら伝えたくて仕方ない言葉が込み上げてきた



「何?」






声が…震えた




『いなくなんなよ…』

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