第82話

―…


「もう行く?」


立ち上がった成也に聡が話し掛ける


今日成也は溜り場にきていた



『あぁ…晴奈んとこ行かないと』


あれから不安になった成也は毎日晴奈と一緒にいた





忘れていくのが怖かった


最近また進行が進んでるみたいで聡もそれを知っている


「気を付けろよ」


『おう』




晴奈の家の近くまできた時晴奈が外を歩いているのが見えた


『晴奈っ』


「あっ成也~っ☆」


成也が呼び止めると晴奈はこっちを向いて手を振っている


『何してんの?』


「あ~コンビニ!MDの電池切れちゃって!」


そう言って持っていたコンビニのビニール袋を見せた


『危ないからあんま外でるなよ』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る