第三章 意識

第65話

あれからしっかり晴奈を見るようになった成也だったが

晴奈が今でも心配そうな顔をするのは知っていた


もう同じ事を繰り返さないように晴奈には

“好きだ”と伝えるが

付き合ってない時から冗談で言っていたのもあり

イマイチ信じてもらえなかった





『ねみぃ……』



いつものように晴奈と成也の部屋のベットで一緒に寝ていた



『あれ…結構寝てたかな…』


横を見ると晴奈がまだ寝ていた


適当にテレビをつけて

何気なく晴奈の手を握った




『…は?』


思わず目を疑った




『なにこれ……』

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