第11話

『…わかった』


成也は聡の目を見て返事をした



「…それって治るんだよな…?」


聡は恐る恐る聞いてみる




『…完全には…まだ無理だって』


そう言ってまた俯いてしまった



聡はそんな成也の肩を軽く抱いて


「俺にできる事あんなら何でもすっから言えよ?」


その声は微かに震えていたんだ…


『…ありがとな』


成也は少し微笑んだ




「おう!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る