第4話

『急がなきゃ~っ』


駅の階段を駆け上がる



はぁはぁ言いながら改札へ急いだ



『あっ優衣~!』




「晴奈~!」



改札の前で大きく手をふる友達




その友達は優衣


優衣とは小学校、中学校と一緒だったが仲が良かったわけではなかった



ただ同じ中学から同じ高校に行くのが優衣だけだったので朝一緒に行く約束をしていた





「ってゆうか晴奈スカート短くない?!

初日からだと目付けられるよ?」


晴奈のスカートをみながら目を真ん丸くしている




優衣はもともと真面目でスカートもきっちり膝よりちょっと上くらいだった



『え~そんな事ないよ!学校行けばみんな短くしてるよ!』



明らかに引いている優衣を横目に電車に乗り込み電車の中を見渡した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る