しあわせとは

第1話

しあわせ。幸せとはなにか。誰もが一度は考えたことがあるのでは無いかと思う。また、性別や年齢で幸せと感じることが変わるのかもしれない。子供を持つことを幸せに感じる人がいれば、お金を沢山持っているという事実が幸せな人もいる。また、子供やお金よりも自由を幸せと感じる人も一定数いると思う。

色んな幸せの形がある中で、世の中には幸せの押し付けあいが起きているのではないかと私は考えたことがある。何故ならば全て同じ幸せを感じる人間など誰1人居ないはずだからだ。私はこれが幸せと感じるからと、他人に幸せのおすそ分けをしたことがある人は多いのでは無いだろうか。例えば、俺は子供が好きだから子供を産もう、子供がいたらかわいいし幸せな気持ちで溢れるよ。という人がいたとする。その時奥さんも子供がいることを幸せと感じるのならば子どもを創っても、未来の幸せの道が広がるだけだ。しかし、もし奥さんが子供が居ることを幸せと感じなかったのならば、奥さんが不幸せになるだけでなく生まれてきた子供までもが、幸せからとおざかってしまうはずだ。これは幸せのおすそ分けではなく押しつけだ。

幸せの押しつけあいがある反面、幸せの食わず嫌いもあるのかもしれない。ネットの情報や口コミばかりを信頼してやらなかったことや食べなかったものが実は自分が幸せに感じることの可能性もある。他の人が不幸せに感じることも自分にとっての幸せなのかもしれない。だからこそ生きてく中で色んなことを挑戦することは人生での幸せを感じる機会を増やす行為だと私は考えている。

幸せを得るために人々は色んなものを失い過ごしている。仕事や学校のための時間。欲しいものを買うために払ったお金。子供からのストレス。数え切れないほどあるはずだ。

その中で私は仕事をするとお金が貰えるということに目をつけた。人生という短い時間の中で時間をお金に変えているシステムは平等であり残酷な存在であると思う。大いなる幸福には大いなる代償が付き物なのかもしれない。はたまた、代償が着くから幸福に感じるのか、私はまだ分からないがいずれわかる時を待ちわびようと思う。