一緒に死のうという父親

@puddinglittle

保育園

自身の幼少期を振り返り、

断片的に思い出せるのは、父、母、弟自身でアパートで暮らしていた記憶。

そこから父方の実家に移り新しい環境が始まったことをなんとなく覚えている。


保育園での送り迎えは基本父方の祖母であった。

たまに父が来ることがあったがその時が一番うれしかった。


まず園児に大人気であった。

「〇〇ちゃんのお父さん来たよーーー!」

という形で父は園児に取り囲まれていた。

そう、父は若かったのである。

父19歳母18歳の時の子供の為、父との年齢差は20歳。

背も高く顔も整ってはいたのも幸いしたのだろう。

幼心に嫉妬していた。


園児をかき分け帰宅途中、

父はコンビニでお菓子かアイスを買ってくれた。

これが父特典の為、すごくうれしかった。


うれしい思い出だけ覚えていればよかったのにと思う。

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