第51話

そんな気持ちを抱えたまま、千織ともうちょっとカフェで過ごして。



少ししたら、また、カランカラン音をたてながらドアを開け、2人でまた暑い屋外へ出る。




「あっつい。」



「あかんな、この暑さ。焼けるわー。」



「千織、ハンド部でもう焼けてるじゃん。」



「うわー、小町それ言っちゃう?言っちゃう?」





もうすぐ時間的には日も傾きそうだけど、やっぱりまだ明るい。暑い。




夏の日差しは、厄介だ。



この恋心も、厄介だ。




結局、千織とそのあと雑貨屋に行って、可愛いものに囲まれて、そのまま帰宅。




「ただいまー。」



「おかえりー。」



お母さんにただいま、って言って、ドタドタ、階段を上がり、そのまま自分の部屋に向かう。

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