第9話メイン本文

しばらくすると

『お風呂が湧きました』というコール音が聴こえる。

便利だな。


俺は着替えとバスタオルを持って脱衣場へと向かう。


洗濯物用の衣入れもあるといいな。

ぽんっ

ぽんっ

2回音が出る。

確認すると

2つ籠があったので

(ひとつが衣服用でもうひとつがバスタオルとか用だな)

と、理解する。


「さて、入るか」

衣服を脱ぐ。そして、籠の中に入れていく。

(あ、そういや……洗い用のシャンプーとリンス……あー面倒だな……リンスインシャンプーと洗い用腰掛けに取っ手付き湯かけがあれば)

ぽんっぽんっぽんっ

音が出る。

風呂場に行くと

さっき心の中で願った物が出てきていた。

(それらを置くスペースとか)

ぽんっ目の前で音が出て置くためのスペースが出来る。

(お、おおー!)

俺は感激だった。

俺は湯船に手を入れてみる。

なんとお湯は俺の1番好みの温度だったのだ。助かる。


取っ手付き湯かけで最初に掛け湯をして

ボディソープが無いことに気づき

ボディソープを願った。

ぽんっ出てきた。

これも助かる。


まず、髪の毛を洗い

その後身体を洗う。

洗いが終わったら湯船に浸かる。

「ふう、まあ今日は色々とあったからな……湯船……気持ちいい」

ある程度ゆっくりと浸かりそしてあがる。

(あそうだ。一応風呂使い終わったから掃除を)

と、心の中で言った次の瞬間

湯船と床がピカピカに。

(どういうこと!?)

これも俺の能力のひとつだということか。そういうことにしておこう。


着替えを終えバスタオル入れと衣入れにそれぞれ洗濯物を入れる。

洗濯物洗剤がない。

ぽんっぽんっ

液体洗濯物洗剤と粉洗濯物洗剤の両方が出てきた。

どちらかを使えと?

それか用途に合わせて使い分けろと?

そういう事か?


俺はそう考えて寝室へ向かうと同時に

ベッドと掛け布団、枕などを願った。

ぽんっぽんっぽん

と寝室から音が出るので向かう。

寝室のドアを開けるとそこには

高級感あるベッドと布団に掛け布団そして枕が!?

(ふ、フランスベッド!?)

しかもよく見たらベッドの、下にもカーペット敷いてあってそれも

(フランスベッド!?)

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