ある雨の日に
@nami-tuu-kurayosi
ある雨の日に
私は、社会人1年目の男である。
ある雨の日の仕事終わり帰りの路線バスから降りて傘をさそうとしたら、
(傘の骨が当たって痛いのだ。)
と、慌てて足元を見ると、ペンギンがこちらを見ているではありませんか。
「どした? 道に迷ったの‥?」
(‥君といっしょに帰るのだ。)
ー私は高校時代の彼女を思い出した。
高校2年の時に彼女と出会った。
いっしょにあんな事やこんな事をしたが、
高校3年のある夏の日、彼女は‥通勤快速のだっせん事故によりこの世を去った。
「それから数年か‥」
(おーい、大丈夫か?)
ー彼は、バス停のベンチで回想していた。
‥そうだ、ひょっとして、このペンギンは彼女が私にくれた最高のパートナーなんだ!!
ーそう思うと、私は立ち上がった。
「さぁ、帰ろう。」
(うん)
ーペンギンと私は、自宅アパートに帰ってきた。
私は帰宅後直ぐに風呂へ。
ペンギンはと言いますと‥
(冷蔵庫の中はほとんど空だな。 ん? 「ザトウ 2番搾り」ってビール、はっけーん!!)
すると、彼が風呂から出てきた。
「あっーあぁ!! それはやめて。明日、テレビの映画見ながら飲もうと思ってたヤツー!!」
ーペンギンは徐に冷蔵庫から魚肉ソーセージを出した。
(まぁ、それならいいよ‥)
2人は、録画してあったドラマを見て、けっきょく寝落ち。
次の日は土曜日であった。
「おはようって、ペンギンなんだよその寝方www思わず吹き出してしまった。」
(おはよう。って、君、髪ボサボサよ。)
「アッツ‥」
「今日は、ドライブにでも行こか?」
(行く行く〜)
私とペンギンは、近くの月極め駐車場に向かった。
「コレが私の車だよ。」
ー青いクラウンのセダンー
(かっこいいんあじゃ無いかな?)
「じゃ、助手席に乗って。しっかりシートベルトしてね。」
ポン♪目的地を新江の島水族館にせっていしました。
目的地まで、やく2時間15分かかります。
ピッ!
案内を開始します。
(運転、よろしくお願いしますね。)
「はーい」
二人を乗せたクラウンは、渋滞にハマりました。
ポン♪ この先、江の島を先頭に8キロ渋滞しています。運転には従分ご注意下さい。
「やっぱり、土日は混みますね^_^」
(なんかお腹空いてきましたね。)
「後部座席に魚肉ソーセージ置いてあるから食べていいよ。」
(ありがとう。)
ーペンギンは、魚肉ソーセージを食べ始めました。
「11時半か‥そりゃ腹減るよな(笑)」
ーそして到着した時刻が1時過ぎ。
館内を一通り回った所で、「お腹空いているので、定食屋探しに行きませんか?」
(行く行く)
ー二人はやっとの思いで、定食屋を探し当てました。
「シラス丼下さい。」
(僕もそれで。)
二人はシラス丼を食べた後、江の島観光をしました。
観光を終えて車に戻ってきたのが、5時過ぎでした。
(今日は楽しいかったね。また連れていってくれる?)
「いいとも」
ー二人は笑いながら車で自宅アパートに向かいました。
終わり
ある雨の日に @nami-tuu-kurayosi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます