第6話 新たな一歩

冬が近づくある日、悠真と美咲は再びカフェで会っていた。テーブルには暖かい飲み物と共に、美咲の心の中の決意が込められた話が続いていた。


「悠真、私、少しずつでも自分のやりたいことを見つけるために、いろいろ試してみようと思うの。」


「それは良い考えだね。何から始めるつもり?」


美咲は少し恥ずかしそうにしながらも、話し始めた。


「実は、前から興味があったアートやデザインに関する勉強を始めてみようと思うの。まだ具体的な計画は立てていないけど、自分の感性を磨くことで、何か新しい道が見つかるかもしれないって思って。」


「すごいね! 美咲が興味を持っていることに挑戦するのは、すごく素敵だと思うよ。応援するから、何か困ったことがあったら、いつでも言ってね。」


悠真は心からのサポートを約束し、美咲もまた、彼の言葉に安心し、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していた。


「ありがとう、悠真。あなたがいるから、勇気が出るわ。」


その夜、美咲は悠真との会話を思い返しながら、自分の心に新たな希望の光を感じていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る