白い暴力

いずの

第1話

「お疲れ様」

 私は今、いじめていた子に頭を撫でられている。慈愛の微笑みを向けられて、なんだか自分の身がふわふわとしている感覚になる。

 こんなの年少さん以来だ。

「雪乃…私…」

 昨日とまったく違う関係になれるなんて、一日前の自分は想像できたろうか。

 やっぱり、散々なことしておいてワガママだけど、私は貴女が好きなんだと思う。

 貴女もきっと、

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白い暴力 いずの @OnlyNoisy

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