夢見る時刻に

一閃

第1話

今のボクは

ボクのことで精一杯で

誰かの為に 出来ることなんて 何ひとつとして ないのかもしれない


世界中で嘆き悲しみ涙する人たちの慟哭に胸を震わせても

何かが変わるわけもなく


愛を信じて 明日を待つの?

明日を信じて 愛を待つの?


そんな疑問に答えなどなく

自分で作るしかなくて


遥か先に見え隠れする

ボクの「夢」とやらよりも

眠りに落ちて見る夢に救いを求めるけど

子どもの頃に教えてもらった

いい夢を見るための

「呪文」も忘れてしまっている


せめて…祈らせて

「涙する人たちの 涙が1粒でも減りますように」


夜ふけに信じさせて

「愛ある明日を」


ベッドにもぐりこむ時に期待させて

朝、目を醒ましたら「まっさらなボク」であることを


また、新しく自分を生きたいから

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夢見る時刻に 一閃 @tdngai1

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