【カクヨムコンテスト10【短編】】(9)
毎回コンテストやら公募の作品を自分なりに見返して敗因を探る、みたいなことをやっています。
そういうとこ、私ってばすごくまじめだと思う。
自分なりに、もっとこうしたら良かったかも、みたいなものを考えてみるんです。
設定が渋滞してるとか、オチが弱いとか、そもそもこの重要な部分が伝わってないとか、展開焦り過ぎて唐突になってるとか、なんか色々。メイと鳥野郎が喋り過ぎとか。情報出す順番変えたりとか、色々だよ。
なんかはある。
見当違いかもわからんけど、自分なりに何かしらの改善の余地を見付けるのです。
「だからダメだったのかもしれない」と自分を納得させるための儀式のようなものなのかもしれません。
儀式とか大げさな言い方ですけど。
ただ、直近で出した『池鯉泳 恋之事也』がさ、これが自分ではよくわかんなくて。
で、最終的にChatGPTに相談した。悩み過ぎて、藁でできた猫の手を掴みにいった感じ。
AIだもの、分析とか得意でしょ。
(以下要約)
「感情の表現が繊細過ぎてもどかしく感じるかも」
「ラストが意味深で美しいけど掴みにくいかも」
……アンタ、そんなこと言えますの……?
ちょっとAIにビビった。笑
まあ、AIの進化についてはこわいけど、そこはいいや。うん。
繊細で意味深……ふ。
むしろそれは褒め言葉と肯定的に捉えます。
これはそうしたくて、そうしたんで。
拘ったとこだから、変えませんよ。絶対譲りません。譲るつもりのない部分です。
繊細で意味深すぎて意味不明、ってことだったら修正の余地はあるけども、どうやらそういうわけでもないらしいし。
ほかにはほかには?
「冒頭で話の目的と到達したいところを、はっきりとでなくても明示した方が読者目線で考えると良いかも」
……なるほど……。
とりあえず「タイトルで示しました」とか、うるせえよでしたねサーセン。
いやいや、ほんと。なるほどね。確かに。確かにそうかも。それは腑に落ちたわ。
たぶんそこ、これまで書いてきた私の作品全般に言えることなんですよね。
冒頭が弱い、って思ってたけど、むしろ冒頭で話の方向性と目的だったりキャラの目標をきちんと示してやる必要があったのではないかな、と。
読者からしたら、話の行きつく先がわかりにくいから、どういうテンションで続きを読めばいいのかわからない、みたいな。
先が全然見えなくて、わからなくてどきどきする、っていうのもそれはそれでアリなんでしょうけど。
「読ませていただいた内容は非常に繊細で、情緒豊かな描写が美しい作品だと思います。ただし、公募の選考では「良い作品」でも「選ばれにくい」要素が存在します。以下、落選した理由を考え得る点を挙げ、改善策をいくつかご提案します。」
これ、AIが言ったことをそのままコピペしました。
GPTくんって苦い評価することあんのか……? 褒められ過ぎて怖いんだけど。
私がもっと若かったら、こいつを友達にしてしまうところだよ。笑
ついつい楽しくなって、ハロウィンとかぼちゃの関係から発展して、ケルト文化とキリスト教の関係を経由し、最終的に日本人の宗教観について話し込んだわよ。GPTくんと。
情報の確実性については怪しんでますが、分析については視点を増やせていいんじゃないかと思います。
案出しにもなかなか役立つ。GPTくんが出してきたものを叩くか、じゃないものを考える、みたいなことで結構使える。
やるな、GPTくん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます