土にまみれた天使の翼

文学少女

「8 1/2」

   1

『目を閉じたまますわり続け、今、不思議の国にいるんだとなかば信じていました。でも、わかっていたのです。目を開けさえすれば、なにもかも、つまらない現実に変わってしまうということは』


   2

 呼吸をすると、空気が、狭まった気管支を痰に引っかかりながら通っていき、ひゅうひゅうと、かすれた、弱々しい音が鳴り、息苦しくて、肺の奥底から、気管支を殴るような咳が出て、胸が、痛い。殴るような咳が止まらなくて、肺が焼けるような痛みが、じわじわと広がってくる。僕が吸入器のマスクを口に当てると、看護師が薬を吸入器に入れ、スイッチを押した。吸入器は震えながら、霧にした薬を、チューブを通して僕のマスクへと送り、僕は深呼吸をしてその薬を肺へ、気管支へ送り込む。狭まっていた気管支が広がっていき、呼吸が楽になってきて、焼けるような胸の痛みも、少しずつ薄まっていった。楽に呼吸できることが、幸せだった。

 幼い頃は頻繁に喘息の発作が起きていたが、かなり長い間発作が起きていなくて、もう大丈夫だろうと思っていたけど、発作が起きてしまい、家にあった吸入器は薬がなくて使えなかったから、僕は、病院に来た。喘息の発作が久しぶりだったから、吸入をしにこの病院に来るのも、久しぶりだった。だから、吸入が終わって、以前のように、頑張ったねと看護師の方に飴をもらったのだが、もうそんなに子供じゃないんだけどな、と、恥ずかしく思いながらも、懐かしさが湧き上がってきて、僕は、なんだか嬉しかった。


   3

 病院の待合室には、独特の匂いがある。どう表現すればいいのか、僕にはわからないけれど、とにかく、病院の待合室でしか嗅げない匂いが、確かにある。白い床に、白い壁。緑色のソファー。壁には、手洗いうがいを呼びかけるポスター、十八歳まで医療費無料という市の広告が張られ、僕以外に、中学生とその母親しか、待合室にはいなかった。僕は待っている間、ある作品を書いて以来しばらく小説を書けていないから、どんな小説を書こうか考えようとしたが、暖房で頭がぼーっとしていて、僕は、時計の秒針が、ちく、たく、と規則的に動き続けるのを眺めていた。

 すると、時計が、いや、僕を取り囲んでいた白い壁が歪んでいき、消えて、景色が開けた。僕が座っているのは緑のソファーではなく、砂浜だった。星空の下で、真っ黒な海が、一面に広がっている。黒い海の水面に、海に浮かぶ島の、白や、オレンジの光、灯台の緑の光が映り、さざ波に揺れ、僕の方にすうっと、真っ直ぐに伸びてきている。潮の匂いが、僕の鼻にべったりと纏わりつく。黒い海は、白い飛沫を上げ、ざあっ、と、静かな音を鳴らしながら、砂浜に押し寄せては、引いてゆく。『しぶきがまいあがり、羽毛を搔きむしったようだ』ただ繰り返される波の音が、僕を堪らなくさみしくさせた。空一面に散らばる星が、僕をさらにさみしくさせる。星は、鋭くきらめき、めらめらと燃えている。波打ち際に、白いワンピースを着た少女が一人、ぽつんと、立っていた。ぬるくてやさしい夜風が、僕の肌をなでる。少女の黒くて長い髪と、白いワンピースがさららと揺れる。僕の心にあいている穴は、この、夜の黒い海だった。黒い海は、ただひたすらに、ざあっ、と、静かな音を鳴らしながら、押しては、引いてゆく。少女は、黒い海を眺めながら、僕に尋ねた。

「あなたは、どうしてこんなところにいるの?」

 少女は離れたところに立っていて、僕に背を向けて話しているのに、少女の声は、僕の耳元でささやいているように聞こえた。その声は、どこまでも透きとおっていて、まっすぐで、冷たくて、優しくて、今にも消えてしまいそうな、儚い声だった。『その心臓に張られた糸は琴であり、神の創られたもののうちで最も麗しい声をもっている』その声をはっきりと聞きながらも、その声が存在していないように感じた。

「わからない。僕は、どうしてこんなところにいるんだろう」

「あなたは、どこから来たの?」

「どこから、来たんだろう。僕は、気づいたら、ここにいたんだ」

 少女は、星空に手を伸ばし、ぐっと手を握った。そして、振り向き、僕の方へ、ゆっくりと歩いてきて、そっと手を開くと、そこには、星があった。星は、青白くきらめき、輝いている。

「あなたは、これを探しに来たんでしょ?」

「うん。僕は、これを探していたんだ。これだけが、欲しいんだ」

「私は、全部知ってたよ、あなたのこと」そういって、少女は星空を見上げ、髪を左耳にかけ「そして、あなたが探しているもの。この星、いや、音のこともね。『あなたは、あなた自身で見つけるんだよ。自分が作り出すべき最高の音を』」

 少女がそう言うと、彼女の手のひらに乗せられている星は、輪郭を歪ませ、ぶるぶると震えながら透明になっていき、青い炎になった。青く、蒼く、赤く、黄色く、炎は燃え、徐々に小さくなっていき、僕は耳を澄ませた。そして、少女は僕の耳元でささやいた。

「『私は大声を出して訴えようとし、波はあとから消してしまう。私は海に捨てられた』」

 少女の背中から、大きな、白い、美しい翼が生えた。そこで、僕は暗闇に包まれた。


   4

 僕を呼ぶ受付の人の声に気がついた。瞼を開け、ぼやけた視界の焦点をゆっくりと合わせていくと、そこに現れたのは時計の秒針だった。僕は我に返って受付に行き、会計をし、処方箋をもらった。

 病院から外に出ると、氷のように冷たい空気が僕の肌をちくりと刺し、真っ白な牡丹雪が、しんしんと、ゆっくりと、音もなく、静かに降り注いでいた。『私たちの階上の舞踏会! いたずらな天使等が入り乱れてステップを踏むそこから死のように白い雪の破片が落ちて来る』僕は牡丹雪を眺めていると、あの、白いワンピースを着た少女のことを思い出した。指先が痛いくらいに寒い。静かに舞い落ちる牡丹雪を見るなり僕の胸は弾み、冷たく澄んだ透明な空気が気管支に染み渡るのが心地よく、体の中が透明な冬の青空になったようで、気怠く、重たかった僕の体が軽やかに動いた。時刻は、夕方と、夜の間。薄い紫の混じった乳白色の雲はとても柔らかそうで、そんな雲が空を埋め尽くし、街は薄暗く、もう街灯が光っていた。街灯は、白い道をさみしく照らし、降っている雪を、より白く、より美しく映していた。

 僕は雪が好きだ。雪は大変美しい。

 まずはあの色だ。一切の穢れも、汚れもない純白で、純粋、無垢、イノセンス、そういった他のなにからも汚されていないという純な美を感じさせる。歩いて回りを見渡せば、すでにこの世界は白に染まっている。道も、草木も、家の屋根も、駐車場の車も、ガードレールも、真っ白な雪が上に積もっていて、ほんとうに、この景色は、美しい。どこもかしこも雪が積もって白く染められた世界を眺めると、まるで、違う世界に来たような気持ちになり、銀世界という言葉は、こんな意味を孕んでいるのではないかと、僕は思う。真っ白の雪は、景色を綺麗に染め上げる。いつもは何とも思わない窓からの眺めも、雪は美しくしてしまう。僕の疲れた心も、雪は綺麗にしてしまう。雪は汚さに蓋をして、美しい見た目にしてしまう。『汚れっちまった悲しみに、今日も小雪の降りかかる』ガードレールの上を手のひらでなぞり、積もった雪をすーっと落とす。雪は柔らかくて、冷たさが手に沁みて、痛い。手のひらに残った小さな雪は、弱々しく僕の体温で溶けていった。病院の、待合室の匂いが、どこからか匂った。少女の、いや、天使の、匂い。冷えた手を温めようと、僕は何かを包み込むように手のひらを丸めて、はぁー、と、温かい息を吐いた。息は、白かった。とても、白かった。僕は、吐く息が白く染まるのが楽しくて、歩きながら、温かい息を何度も吐いては、白く染まる息を見た。白く染まった息は、消えずに、冷えた空気の中に残り続け、ゆっくりと沈んでいった。そして、白い息は、白いワンピースを着た少女へと姿を変えた。


   5

「君は、真っ白な雪だったんだね」

「そう、私は雪。今にも、手のひらで、じんわりと溶けていく、雪」

 気づけば、人や、車が、街から姿を消していた。聞こえるのは、僕が雪を踏む音だけ。そして、僕たち以外に動いているのは、降り続ける雪だけ。

「今、私たちしか、この世界にいないんだよ」

 僕は、この状況を、なぜだか不思議に思わなかった。これは、とても自然なことで、当然なことで、必然なことだと思った。こうなることは、遥か昔に決まっていて、これから僕が少女とかわす言葉も、遥か昔から決まっていたのだと、そう感じた。

「うん。知ってる」

「あなたが知っているってことを、私は知っていたんだけどね」

 この世界は、すべてから隔てられていた。空間から、時間の流れから切り離された、宇宙のどこでもない、僕たちだけの世界。そのことを、僕はいつのまにか知っていた。知らぬ間に、知っていた。

「書きなよ、小説。音が欲しいんでしょ?」

「書きたいよ。けど、なぜだか、書けないんだ。書こうとすればするほど、僕は虚無感に襲われる。書かなきゃって、ずっと、思ってるのに、手が動かないんだ。力が抜けていくんだ」

「何もせずに、何も書かずに、あなたはいつまで自分の世界に閉じこもっているの?」

 僕に向けられた少女の目には、静かな憎しみがあった。

「怖いんんだ。自分の中にいれば、僕は安心できる。安心したいんだ、僕は」

「本当に、臆病で、最低ね、あなたは。傷つくことをずっと恐れて、何もしない。そのせいでどうなったか、思い出したくないんでしょ。怖いんでしょ。私から逃げたくて、それなのに、私に囚われているんでしょ」

 少女の声は、より大きくなり、より憎しみを増し、より恨みを増し、僕は、たじろいだ。僕の中から、何かが湧きだそうとしていて、僕の中の何かが、それを必死に拒んでいる。

「『己のみを慈しむ人間は己の感情に窒息して果てる、スタンダールが書いてる。あなたも周囲に目を向ければ幻想から抜け出せる』本当はもう気づいているのに、こんな幻想にずっと自分を閉じ込めていて、逃げているのよ、あなたは。私が、ぜんぶ、思い出させてあげる」


   6

 なぜだか、静かな、薄暗い図書館に、僕は一人でいた。周りには人がおらず、左右に伸びる道は暗闇に吸い込まれていて、暗闇という壁に左右から挟まれているようだった。本棚には、面白そうな本がたくさんあり、どの本を借りようかと、長い間、僕は丹念に本棚に並べられている本の背表紙を眺めていた。すると、どこからか、僕の友達が知らない人を連れてやってきて、僕は、その人たちが来たことに気づかないふりをしながら、本棚を眺め続けた。そして、ある本を見つけた。僕はその本を手に取り、タイトルと表紙を見ていると、僕は、どこかで、この本を見たことがあると思った。その本は、「天使の自殺」という本だった。僕は、具体的なことは思い出せないが、この本が、なんとなく、トラウマだった記憶があった。


   7

 気がつくと、僕は、畳が敷かれたとても広い部屋にいた。本当にとても広い部屋で、宴会場のような場所で、実際、そこでは宴会が催されているようだった。人ぐらいの大きさの蛙がたくさんいて、和太鼓をどんどこと鳴らしながら、無表情で踊っていて、その音に合わせ、赤い着物を着た芸者のような女の人たちが、白い扇子をひらりひらりと動かしながら、背筋が凍るような恐ろしい笑顔で舞っていた。そして、会社員だと思われるスーツを着た多くの人々が並んで席に着き、踊っている芸者を眺めていた。僕はこの部屋から出ようと思ったが、出口がどこだか分からず、横にある控え室のようなところに行った。そこには灰色の廊下が伸びていて、その廊下の奥、壁際で、男女が抱き合っていたようだったが、僕が入ってくるなりやめて、何事もなかったかのようなそぶりをしていた。廊下には四つのドアが並んでいた。一つ目のドアを開くと、そこは楽屋のようだったが、ひどく荒れていて、お菓子の袋や酒の瓶や缶などのゴミが散乱していた。僕はすぐにドアを閉め、廊下の奥にいる男に「出口はどこですか?」と尋ねた。すると男は、うつろな目を壁に向けながら、弱々しい声で「右に行って……右に行って……簡単に着くよ」と、よくわからないことを言った。僕は「ありがとうございます」と言い、宴会の部屋へと戻った。すると、もう、僕の右側に出口があった。こんなにすぐそこにあって、今、簡単に見つけることが出来たのに、僕はどうして出口を見つけられなかったのだろうと、不思議に思った。相変わらず、大きな蛙が和太鼓をどんどこと鳴らし、芸者が舞い、スーツを着た人々が喋り、がやがやとしていた。僕は部屋を出ようと、襖を開けた、そのとき、ぴた、と静寂が走った。振り返ると、全員が、僕を睨んでいた。蛙も、芸者も、スーツを着た人々も、僕のことをじっと見つめたまま、動かなかった。僕は恐怖で動けなくなった。なんだ、これは。僕は、思い出した。「天使の自殺」という作品に、こんなシーンがあったな、と。


   8

 僕は目を覚ました。僕は自分の部屋のベッドに寝ていたようで、体を起こすと、大きな窓から深い群青の、どこまでも果てしなく澄んでいる美しい青空が見えた。そして、その群青を背景に、純白の雪がゆっくりと、いくつも降っていて、辺りを真っ白に染めていた。窓のすぐそばの雪道を、女の人が二人歩いていて、窓からその二人はすぐ目の前にいて、その二人から僕の部屋が丸見えだというのに、僕はなぜだかカーテンを開けたままにしていた。二人が通り過ぎた後、僕は冬じゃないのに降っている雪が、ほんとうに雪なのか疑わしくなり、窓を開け、雪なのか確かめるために雪に触った。ふかふかで冷たく、これは、ほんとうに雪なのだと思った。僕の横に、いつのまにか、知らない女の人がいた。


   9

 僕は目を覚ました。先ほどと同様、僕の部屋のベッドで僕は寝ていて、さっきまで見ていた光景は、まだ夢の中だったのだと思った。ドアのそばに、白いワンピースを身に纏った、首のない少女が立っていた。マネキンのように、ただ、直立していた。部屋の中には、なぜか僕の友人が何人かいた。僕のベッドや、床に座って、友人たちは楽しく話しているようだった。僕の足元の方の壁にスクリーンがあり、友人たちはそこに映し出された映画を見ていた。その映画は「天使の自殺」で、天使が首つり自殺をし、静かに揺れているシーンが倍速で流れていた。僕は友人たちに「天使の自殺」という作品がとてもトラウマだということを話した。そのとき、僕の手にはいつのまにか「天使の自殺」の本があって、ぱらぱらとページをめくっていた。


   10

 僕は目を覚ました。さっきのも夢か、と、僕はよくわからない感覚になった。やっと目を覚ましたかと思ったが、ドアのそばには、白いワンピースを着た首のない少女が立っていた。僕はとっさに起き上がろうとしたが、起き上がることができなかった。体をなんとか動かそうとするが、体を動かすことはできず、僕はとても怖くなった。「神と、あなたは出発しますか?」と、何者かに聞かれた。僕は拒否した。逆光で、その人物の姿は真っ黒で、顔が全く見えなかった。『光、首を刎ねられた光』僕は、「天使の自殺」という作品に、こんなシーンがあったような気がした。ベッドの上で動けないまま、僕の呼吸はどんどん荒くなっていき、苦しくなっていった。とても、怖くなった。


   11

 僕は目を覚ました。さっきのも夢だったのかと、僕は絶望的な気持ちになった。ドアのそばに、また、立っていた。白いワンピースを着た、首のない少女が。『どうか彼女も別の少女の首を刎ねて、私みたいに首が戻りますように』なんだか、意識が全くはっきりとせず、ぼんやりとしていた。目を覚ましたのに、ひどく眠い。瞼が開き切らない。頭の中におもりを入れられたように、頭がとてつもなく重い。僕は目を覚まそうと、なんとかして体を起き上がらせようと思ったが、また、体が動かなかった。全く、動けない。脚だけが動かせて、僕は必死に足をバタバタと動かしていた。なんで起きられないんだ? 僕は、ものすごく、怖くなった。


   12

「僕は、どうしようもないな」

「そうだよ。あなたは、どうしようもない」

「ずっと、君に囚われていたんだ。君に縋り付いていたんだ。君はいないって、わかっているのに。君はいないって、知っているのに。そもそも、君は僕が創り出したものでしかなくて、ある人に君という幻想を押し付けただけだったんだ。君のことを、これまでたくさん小説に書いてきた。君が欲しかったから。君のようになりたかったから。けれど、僕はもう目を開けなきゃいけないんだ。君はいないし、僕は君のようになれない。僕はそろそろ起きなきゃいけない。起きて、立ち上がって、前に進まなきゃいけない」

『彼女の両肩からでた翼はうなだれ、下にさがり、土にまみれてしまった』かつては真っ白だったのに、人々に踏まれ、汚れてしまった雪のように。

「あなたは、周りを受け入れなくちゃ」

「うん」

「自分を受け入れなくちゃ」

「うん」

「そして、この幻想から抜け出さなくちゃ。『これはただの夢なんだよ。さあ進もう、この慄える光をたよりに』」

「うん。僕は今、すごく爽やかな気持ちなんだ。今まで許せなかったこと、自分のこと、このどうしようもない世界のことが、許せる気がするんだ。この世界のことを呑み込もうとしても、もう、吐き気に襲われることがなくなると思うんだ。『混乱した僕の人生は、僕自身の反映だったんだ』」

 僕は少女の目を真っ直ぐに見て、言った。

「『人生は祭りだ。共に生きよう』」


   13

 僕は目を覚ました。僕は、いつまで夢を見ているのだろう。今度は、ついに、体を動かすことが出来た。僕は力を振り絞って起き上がり、懸命に意識をはっきりさせようとした。何層にもブレて重なる視界を、一つの姿にぴったりとそろえる。僕はようやく、目を覚ましたようだった。カーテンをさっと開けると、雲一つない、美しい青空が見えた。鮮やかで、澄んでいて、透明な青空。日光が僕の瞳に降り注ぎ、体中を電流のように駆け巡り、まだ眠っていた僕の細胞を起こしていく。濁っていた頭の中が澄んでいった。蝉の鳴き声が、僕の澄んだ頭の中に響き渡る。


   14

 まだ僕は、夢を見ているのだろうか?


   15

 現実は、一番長い夢なのかもしれない。



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