ビデオ電話

天川裕司

ビデオ電話

タイトル:ビデオ電話


ある日、友人とビデオ電話をしていた。

いろいろしゃべりながら

今度遊ぼうかってことになった。


「どうせなら早い方が良いよね」

友達「だね。いつぐらいが良いかなぁ?」

「うーん、今度の連休なんかどう?」

友達「あ、それも良いな」


高校の時からの友達で、

社会人になってからほとんど会わなかったけど、

昔はプライベートでよく一緒に遊んだ仲。


お互い好きな映画を持ち合って

どっちかの家で鑑賞したり、

好きな漫画本を持ち寄って

それを貸し借りし合ったりしていた。

そこで思い出した。


「あ、そう言えばお前、俺からマンガ本借りパクしてなかったか?w」

『スリムダンク』という

ダイエットに狂った男が主人公の漫画を、

こいつに貸してそのままだったのを思い出した。


友達「あ、そう言やそうだったなぁwあはは、すまんすまん、すぐ返すよ♪あ、今手元にあったわコレw」

「あははじゃねぇよぉ〜wま、別にいつでも良いけどな」

友達「あ、そう言えば俺今日暇だったなぁ。何なら今から返しに行こうか?」

「え?大丈夫なのかよ?」

友達「うん。別に今日なんもないし」

「そっか、じゃあ今日会うか」

友達「おう♪」


ってな事になったので、

俺たちはそろそろビデオ電話を切り上げようとした。

でも終える前にピンポーン♪とインターホンが。


「あ、ちょっと待っててくれな」

友達「おう」


と友達をビデオ電話向こうに置き、俺は玄関へ。

「そう言や今日、宅配届くんだっけ」

先日、アマゾンで注文していたのを思い出した。


で、玄関のドアを開けてみると、

友達「よう♪返しに来たぜこれw」

と『スリムダンク』を手に持った友人が居た。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=rOWrngumsik

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ビデオ電話 天川裕司 @tenkawayuji

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