空っぽ人間のハキダメ

空っぽ人間のハキダメ

第1話 僕と劣等感

はじめまして、僕です。


ここは僕のハキダメです。自分の本音を自分の言葉で表現することで自分自身とは何かを確かめることができたらいいなという記録です。この文章を皆さんはどう楽しめばよいのか僕にもわかりませんが、若い人間(23歳)が苦しんでもがいている姿が観察できると思います。簡易的な人間観察とでも思っていただければ幸いです。


初回ですので、どこかに自分のハキダメを作りたいと思ったきっかけとなった最近の出来事について吐き出したいと思います。


先日、大学生の弟に会いました。僕が一年海外にいたこともあってそれは2年ぶりの再会でした。大学生になった彼は、ファッションにギター、バイクなどとかなり多趣味になっていて大学生活を楽しんでいるようでした。そんな彼の趣味の話を聞く中で、


弟「お兄ちゃん最近何してるの?趣味とかある?」

僕「んーゲームの配信とか動画見るくらいかな。」

弟「へーそれが趣味なんだ。つまらないねww」


といった会話がありました。一瞬その会話に苛立ちがこみ上げましたがぐっと口に出すのを抑え冷静になると、そういった感情がわいてくる原因は自分にあるということを認識しました。自分の趣味に対して満足していない、自身がないという自分の本音をそこで初めて理解したのです。ただ、誰かの作った動画を消費して何も考えることなく時間を過ごしそれを趣味だと言い張っている自分の恥ずかしさを真っ向から指摘されたことに僕は劣等感を感じたことにいら立っていました。


そこで、僕は趣味というものを自分の中で新たに定義することにしました。

趣味本来の定義は「仕事や職業としてではなく、個人が楽しみとして行う事柄」ですが、僕の定義する趣味は「個人がその事柄について知識を深めたり、上達することに楽しみを抱くことができる事柄」とすることにしました。


この弟との会話があって、新たに趣味を再定義してから数日がたちましたがいまだに僕の趣味は見つかってません。いまだに弟に対しては劣等感を抱いたままです。けど、それは新しいことを始める原動力になりました。ありがとう弟。

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