第3話
まだ小さな頃の話だ。
押し入れに閉じ込められ、ふたりきりになった僕に彼は言う。
君にだけこっそり教えよう。僕は魔法使いなんだ。君の全てを奪うために、空からやってきた。君は、僕に奪われたいとは思わないのかい。
窓を開けると、彼はいた。まるでピーターパンのように。
さあ飛ぼう。僕と一緒に。
君を縛る全てを投げ打って。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます