第109話

ユキは遠慮がちに、いう。


・・・なんだ!それなら大丈夫!!


君が私に与えてくれた優しさに比べれば、軽い軽い!!


確かに私は稼ぎの少ない冴えないオッサンだ。




だが、現実的にだって、そのくらいならできるよ。


だって、ユキと一緒に悪だくみができるなら安すぎるさ!



たとえが悪いけど、命に価格なんて、つけられるかい?

私は、軽やかな気持ちだ。

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