第105話
ユキは頑張ってるみたいだ。
忙しかろうに、私の鬱陶しいメールに返事をくれる。
私は月並みな声援しか送れない。
物書きを趣味としているのに、ユキに対して、長くてくどくて、それでいて薄っぺらい事しか言えていない。
どうすれば、ユキは、もっと元気になってくれるのだろう?
冷静になれば、己の非力を痛感する。
そばにいるだけで、幸せを感じられるような素晴らしい男性に巡り合って欲しいものだ・・・。
そういう気持ちも確かにある。
ただ、それは他力本願であって、私は私なりのやりかたで、ユキを元気にしたい。
できることなら、幸せにしてやりたい。
そのことを考える。
今は、愚かな自分と向き合ってみよう。
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