第103話

こんな私が、なぜ今まで生き永らえてきたのだろうか?

不思議に思うことがたびたびあった。


わかったような気がした。


ユキの笑顔を守るため、だ。


なんだ、かなり良い役回りじゃねぇか!



今までの生き方を思い起こして、こんなロクデナシが、なぜ今も生きているのか不思議に思うことが、何度もあった。



俺は、最期くらい本当にイイオンナと出会いたい。


そう思って、自暴自棄で過ごしていた。


昼間、仮面を被って。



俺の実力じゃない。

ユキに出会えたのは・・・




はっきりとわかる。

私は、ユキに救ってもらえたことで、ほんの少し人に優しくなれた。

君は、笑顔で否定するかもしれないが、私にとって、君は救いであり、希望だ。


君は君のままでいてほしい。





ユキ、大好きだ。

俺は君を守りたい!


皆の前で、大きな声で、叫ぶことだってできる。


誇張と思っていないかい?

ほんとうに出来るんだよ。


ヘンなオジサンを甘くみてもらっては困るのだよ、ユキ。




・・・あ、ユキさん!

もうしわけございません!

また、図々しいことを書きました!


   でも、事実です

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