第58話
ふうぅ、まるで二日酔いの状態で出勤を控えたような体調だ。
テンションも少し低い。
だからこそ、私がユキに宛てた手紙を、全て読み返してみた。
自慢と自虐タラタラの、ユキへの依存心満載の醜い心がにじみ出ている。
でも、事実だと受け容れられた。
たしかに本当のことだけ書いている。
もし、叶うなら、素直に書いた言葉が、自然で優しいものになればいいなぁ。
もう遅い、などと思わず、やらなきゃ。
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