第13話
こんなことを書けば、ユキに叱られるかなぁ・・・。
ユキと連絡先を交換した際、スマートフォンの扱いが苦手な私は、全てユキに操作を丸投げした。
恐らく、スマートフォンというのは、ユキのプライベートの情報が満載だ。
だから、ユキが連絡先を登録してくれている間、私はそこから目を逸らした。
ユキが教えたくないことは、私は知りたくない。
知ってしまえば、私は本当のゲスになる。
それだけは、嫌だった。
そもそも、スマートフォンの扱いが不慣れな私なので、ユキが手際よく設定してくれた連絡方法以外、私は操作方法を知らない。
無防備というか、美しいゆえか、人を疑うことを知らないようなユキは、家族の写真を見せてくれる。
プリクラとかいう、画像を加工した記念写真だ。
何か、アニメのキャラクターみたいな補正だな・・・正直、そう思った。
しかし、さすがにユキの家族
加工はされていても、美形であることは分かった。
ただ、当のユキは、加工などしない、目の前のユキの方が圧倒的に美しかった。
ちょっと本音をこぼした。
・・・でも、そんなことは、もうユキには絶対に言わない。
事実だが、もう言わない!!
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