【追記あり】カクヨムコンテスト10に向けてスタートダッシュを
雨宮 徹
カクヨムコンテスト9は最高の過去問
※この作品は2024年9月16日執筆時点の情報です。
このエピソードを読んでいる皆さんは来るべきカクヨムコンテストで上位に行きたい方だろう。もちろん、自分もその1人だ。しかし、あえて敵に塩を送る。
まず、はじめに告白すると、自分はカクヨムコンテスト参加は2回目になる。これを見た皆さんは「こんな奴の情報で大丈夫なのか?」と不安になるだろう。前回が初めてだったからこそ、書けることもある。
カクヨムコンテストの対策はどうすればいいか? 「答えは第9回を分析する」である。個人的に分析したので、下記データを参照して欲しい。
◾️短編
短編総応募数……16,646作
読者選考突破……1,512作(約9%)
短編賞……4作
短編特別賞……14作
※他にも受賞作があったが、その枠が今回も設けられるか不明なため省略。
◾️長編
長編総応募数……12,309作
読者選考突破……1,997作(約16%)
大賞……7作
特別賞……43作
漫画賞……16作
※受賞作品に限り、プロ作家部門を省略している。プロ作家はこの作品を読まないからだ。
受賞を目指すからには、まずは読者選考を突破しなければならない。去年の突破率は短編部門が9%、長編部門が16%だ。
これは個人的な考えだが、短編は応募数が多いため、かなり絞られるのだと思われる。対して、長編は将来、金の卵になりうるので甘いのだと考える。長編に関しては「書籍化されたい作者」と「書籍化して儲けたいカドカワ」の考えが一致しているのだろう。
では、いかにして読者選考を突破するか。これは既存の作者フォロワー数で決まる。これでは、今年が初めての方は諦めるだろう。しかし、例外もある。
これは自分の話になるのだが、カクヨムを初めて二ヶ月で短編部門で読者選考を突破している。つまり、初心者にも可能性はあるのだ。作品はこちら。
『ロボット三原則に従えば』
https://kakuyomu.jp/works/16817330667961475145
タイトル通りジャンルはSF。短編なのでネタバレを避けるが、簡単に言えば読者の共感を読んだのだ。万人受けした。
一方で長編部門ではミステリーを書いたが、 読者選考で落ちている。
『季節は巡りて』
https://kakuyomu.jp/works/16817330666049387230
まず、タイトルが良くない。また、カクヨム歴が短い人は長編を書いても読まれにくい。長編を書き上げた実績がないからだ。
ここまでの話をまとめると、カクヨム初心者は短編の方が読者選考を突破しやすいことになる。しかし、長編と比べ受賞者数は少ない。これはどういう戦略をとるかで大きく変わる。
次回ではいかにして読者選考を突破するか戦略を紹介したい。
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