第7話

 昔、2021年の東京オリンピックのエンブレムで、事件があった。曰く、盗作ではないか。

 その問題について、僕は、詳細を忘れた。

 しかし、当事者の方は、謝っていたと思う、テレビカメラの前で。

 …

 ここで、思ったことがある。

 漫画でも小説でもそうだけど、最初から、パソコンやらスマホで指だけで動かしたらいかんなぁと思う。僕は、ライターをしている人から「最初は、原稿用紙に向かって書くもんだよ」と教わった。

 ある漫画家さんの個展へ行くと、生の原稿用紙があって、それは、手書きだ。そして、それは、僕の狭い範囲の例だが、明治・大正・昭和を生きた作家と同じ感覚がある。僕は、川端康成や谷崎潤一郎の原稿用紙を観たが、それと同じだ。

 そして、マンガの方が、小説よりもすごいのは、漫画家さんのほうが、昔の夏目漱石や川端康成みたいなパワーがあったのではないかと思う。反対に、僕みたいにパソコン通信で、なんちゃってな文章を書いている僕は「マイペース七瀬なんて駄目だ」ときっと、夏目漱石先生ならば怒るんじゃないかと思っている。

 僕は、まだまだ、自分を「ひよっこ」素人作家と思っているのだが。

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