親友交歓
夢美瑠瑠
第1話
長年、幾星霜あり、徒に馬齢を重ねてきて、随分沢山の、友人知己と親交を重ねてきた。固より、自分は寡黙且つ不調法で、孤独な人物で、極端なくらいに交友関係は貧しい。
が、様々な学校にも長年通い詰めて、不登校にもならず、
学歴は人並み…いや、まともなのは学歴くらいかな?
小学校は、かなりに山間部の、深山幽谷のような村にあった。同級生は12人くらいで、全校が100人?くらいは、それでもあった。
姉もいて、3歳上で、その同級生もたくさんいた。
かなりのパーセンテージで、当時の学内の、それぞれの人物に対する詳細な記憶やイメージがある…気がする。だから、卒業アルバムとか見ればいろいろ思い出話ができる感じです。
別にロドンとかそういう感じではなかったのだ…今でもアイキューとかは高いw
それで、”親友”と呼びうる人も、思い浮かぶ。一番家が近いT君、という子と最初に仲良くなって、一緒に下校したりした。この間、ほぼ20年位ぶりに家の付近で遭遇した。その前は10年くらい御無沙汰だった。
「なんか変わったなあ」とか言ってくれた。どう変わったのかは聞きそびれたが、前会ったときは完ひきこもりの頃だったから多少明朗に見えたのかもしれない。
だいたいボクが一番成績が良くて、二番がT君だったです。都合9年同じマナビヤで過ごしたので、細かいエピソードは無数に?ありますが、それはお互い様か。なんだか不思議な気もする。気の毒な気もするw 自分の知らない自分に対する記憶がある他人。親兄弟もそうだが、こういう身近な人の「自分」観、イメージ、エピソードを根掘り葉掘り聞いて収集してみたら面白いかもしれない。
セルフイメージは、まずあっても、それがどれだけ他人と共通であるかは心もとないし、アイデンティを確立するというのはまあかなり社会的にセルフイメージが、ひとりよがりでなく普遍妥当に成立している状態と思うが、そう思っていても、実際には誰かの何気ない一言やらで、全然背馳するイメージやエピソードが、暴露されたりして、案外そういう”紛れ”?があるのが現実かもしれない、とそういう面白さである。
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