第16話エレナと修行だよ

今俺はエレナと剣の修行の相手をしている。エレナが木刀を強く握り俺に切り掛かってきた。


「せいっ!」


 するどい剣撃が俺の木刀に衝撃が、ずしりとくる

 それも連撃だ!本当に8歳?って思うぐらい完成された連撃だ!

冒険者ランクでいうとC級ぐらいあるだろう。冒険者の中では中間ぐらいの強さだ。

 ランクはF級からS級まである。S級にもなればドラゴンを1人で倒せてしまうぐらいの化け物だ。

 A級からS級までの差はものすごくあるのでS級はこの王国には5人しかいない。俺が死んだあとはこのS級と勇者達で王都を守っている。

 俺が勇者の時手伝ってくれよ!?っと思う。まあ、S級と勇者達とは仲悪かったからなぁ!


と過去の事を思いだしながらエレナの連撃をうけとめていた。

「どう?ケイン私の連撃?」

汗をぬぐって、ほてった顔で

聞いてきた


 エレナもかわいくなったなとボッーと見つめた。

 エレナはショートカットから長髪になりかわいらしい女の子になった。


「何ボッーとしてるの?」

「かわいいなって」

「‥かわいい!?」

あ、心の中の声でちゃった





「にいに、しゅごーい!?かっこたいいーにいに」

トテトテとアリスが抱きついてきた。

妹はいつも俺達の剣の稽古を見学しているのだ。


「そ、そうか?かっこいいか!アリスはあいかわらずかわいいなぁ!」

アリスの頭をなでなでしてると


「カイン!私とアリスどっちがかわいい?」


「え、アリスに決まってるだろ!」


「にぃにだいちゅき!」


「グファーーー」

俺は気絶してしまった。


「カインのバァカーーーーー」

エレナは走り去ってしまった。


「にいにはわたちのものなんだから」

ボソッとアリスが呟いた。





カインがアリスを溺愛しすぎて超絶なブラコンに育ってしまった。



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