第14話 お尻真っ赤なトマトになったよ
「パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーンパァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!パァーン!」
今俺は母さんに尻を叩かれている。
ものすごく痛いので子供らしく泣いている
「母さ〜〜〜〜〜〜〜ん、もう痛いからやめて〜〜〜〜〜〜〜。もうエレナに意地悪しないから〜〜〜〜〜〜うぇ〜〜ん!」
父さんに助けを求め視線を送っても視線をそらされた‥‥
どうして叩かれているのか
それはエレナが迷子になった原因が俺だと知ったからだ。
「ナンシーさん、もうカインくんがかわいそうだからお説教はそのぐらいにした方が‥‥‥」
「カインにはこのくらいやらないとわからないんです!エレナちゃんに危ない目に合わせたんですから!本当にエレナちゃん、クリスティーナさん申し訳ありません」
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少し時を遡る
エレナとエレナのお母さんが昨日のお礼をしに来た時にエレナがまた俺に爆誕を投下しやがった!
「カインがエレナの聖剣偽物っていって意地悪したの。で、悲しくて走っててら森の中で迷子になっちゃったの」
たしかにそうだが‥あれは魔族の誘導があったと思うがエレナと大人達にはわからない。
で、今俺は叩かれてている。エレナはやはり俺の天敵である。
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昨日両親には全部ではないが前世の話をした。働きすぎて2度も過労死してしまったことを。
この話を聞いた両親はとても悲しそうな顔をしていた。
どうしてカインの口癖が平穏な生活、寿命まで生きたいの理由がわかり納得していた。カインが、ただグータラしてるのではないと
俺は両親に打ち明けて心のもやもやがなくなった。やっと自分の中で本当の家族だと受け入れられたような気がする。
俺は家族と一緒にこの村で今度こそ寿命までまっとうしたいと強く思った。
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