第6話母さん妊娠したよ
いや〜ギリ間に合った(汗)!母さんにお尻ぺんぺんされなくて済むよ。母さん門限に超厳しいんだよ!!今回も魔王倒せてよかったな。!自分で最強魔王っていってたくせに、ワンパンでやられるなんて弱すぎでしょ。
まあ、これで平穏な生活ができるしいいかな。
収納袋からヤギ乳を出してドアを開けた。
「ただいまあ〜〜〜〜!!ヤギ乳絞ってきたよ!疲れた〜。もう腹ぺこぺこだよ。お腹と背中がくっついちゃうよ!」
「おかえりなさい、ありがとうねカイン。今日はカインの好きなシチューだよ。手洗ってからお食べ」
「やった〜!久しぶりのシチューだ。今日は何かいいことがあったの母さん?」
「ふふふ、お父さんが帰ってきたら教えるね♪」
何となくわかるけどね!母さん妊娠してると思う!鑑定スキル使う必要ないぐらい母さんの態度でわかっちゃうよ。両親はず〜っとラブラブだもんね!!最近、夜はハッスルしてたし!!!
さてと早く手洗ってた〜べよ♪
「ドガーン!!」
ドアがものすご勢いで開いた。
「ただいま!帰ったぞ。今日は大きな熊を狩ってきたぞ!ナンシーすごいだろ〜!!庭に置いてあるから後で解体するからカイン手伝えよ」
「ちょっと!!あなた、またドア壊れちゃうから静かに開けなさいよ。あと、カインはまだ五歳なんだから刃物は持たせちゃだめよ!もう(溜め息)、そんなことより早く食事にしますから手洗ってきて!その後に大事な発表カインにあるんでしょ!?」
「おう!?そうだったな!カイン驚くぞ〜。早く飯たべて発表しないとな!楽しみにしてなカイン」
「たのしみだな♪」
⁂⁂ ⁂⁂ ⁂⁂ ⁂⁂ ⁂⁂ ⁂⁂ ⁂⁂
「「「森の恵みに感謝していただきます」」」
お!今日のシチューは特別に美味しい♪
やっぱ、弟か妹が生まれるし、両親も幸せそうだから自分も幸せに感じて料理がおいしく感じるのかな!
日本にいた頃は両親がいなくても祖父母と妹がいたから一緒の食卓を囲んでいたから美味しく感じたのかな。
これが平穏な家族幸せな生活なんだろう。
日本で働いてる時も前回の勇者の時もほとんど1人で食べてたから美味しく感じなかったのかも。まあ、過労死するぐらいだから味覚もおかしくなってたのかな?
まあ、過去の事はいいか今幸せだし!
「では、発表するぞカイン!なんとナンシーが妊娠しました〜。カインに弟か妹が生まれるぞ!?嬉しいだろ!」
「本当に?じゃあ家族が増えるんだね!やった〜〜〜〜〜〜早く一緒に遊びたいな〜♪弟だったら砂遊びと鬼ごっこと隠れんぼがしたいな♪妹ならおままごとお人形遊びするんだ♪それから家族みんなでピクニックに行くんだ♪」
ふっふっふ、通算20代後半の精神だけど我ながら5歳児の反応百点満点だ!!
「‥‥‥‥」
母さんが沈黙している
「なぜかカインが5歳児のような反応してるんだ!?カインは毎日ぐーたらしてるからそんな活発な子供のようや事は絶対しないし、そんな考えも絶対しない」
父よ、なぜ俺の事そんなにわかってるんだ!?
母よ、なぜ沈黙!?
いままで完璧な子供を演じてきたというのに‥‥
「カイン、あなたはすぐに顔にでるからわかりやすいのよ。もう少し隠す努力をしなさい。もしかしてカイン私が妊娠してるのわかってたわね?」
母さんがものすごい眼圧でこちらをみてくる。母さんは嘘にも厳しいのだ。正直に言う事にした。
「‥‥知ってたっていうか母さんの様子でわかっちゃんだよ。あと最近夜うるさかったしね。」
母さんが恥ずかしそうに真っ赤な顔になっている。
「‥‥ゲイツもう少し大きな家でも建てましょう‥‥」
「‥‥そうだな!大きな家建ていっぱい部屋のある立派な家作るぞ!ナンシーあと何人でも産んでも大丈夫だぞ!あと壁も厚くしよう」
父さんも少し恥ずかしそうだったがすぐに復活した。あと何人子供が生まれるのかニヤニヤしながら妄想している。
これが一般的な平穏な生活だよね
「おめでとう母さん、父さん!後2人ぐらい頑張ってね!」
この幸せが続きますように
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