第31話 面白い小説と、紙の本
面白い小説と出会えましたのでご紹介します。
私がレビューを書かせていただいた、面白い短編はこちらです。
「僕と先生の花」ラーさん様
https://kakuyomu.jp/works/16818093089154484531
「無能な転生者はフィンブライト家令嬢専属の魔導調律士として雇われる」沢城侑様
https://kakuyomu.jp/works/16818093089956271699
今、興味深く拝読している、連載中の長編はこちらです。
「略奪者たち」香鳴裕人様
https://kakuyomu.jp/works/16818093084421455552
久しぶりに紙媒体の書籍を読みました。日本史の短編と長編、中国史の長編です。
いずれも著名な作家が書いた作品です。しかし、読んでいて私は疑問に思いました。
「戦国武将がいくさに行くときって、こんなに高揚しているものなのかなあ」
「そんなに簡単に人を死体にできるのかなあ」
「ここでこの歴史上の人物が登場するのって、都合がよすぎやしない? そんなに都合よく、そこを通りかかるものなの?」
「そもそもこの時代のしもじもの人たちが、自分が住んでる国の名前なんて、知ってたのかなあ。私にとっては専門外の時代だけど、そのころすでに人々が、『国民』とか『国家』という概念を、もっていたっけ?」
歴史もので一番難しいのは「その歴史的事件が発生した経緯の説明」です。私が読んだ作品は、丁寧に説明してあるものが多かったです。まるで教科書を読んでいるみたいでした。それでも最後まで私は読み通しましたが、たいていの読者はそこで「つまんない、読むのやーめた」と表紙を閉じてしまうのではないでしょうか。
現代ものも読みました。以前こちらでも述べた、読書家の同僚が勧めていた作家の三か月前に出版された作品なのですが、虐待される側の心情を臨場感をもって書いている場面がありました。読んでいるだけで、まるで自分が暴言を吐かれたり、だいじにしているものを急に取り上げられて捨てられたような気分になり、最初の一話だけ読んで図書館に返却しました。基本的にはそれは虐待がメインの物語ではないのですが、「いわゆる毒親とそれに苦悩する子供」という題材は、創作における最近の流行りなのでしょうか。
私が書いている作品は、既存のジャンルにあてはまらないものが多いと思います。三国志とボーイズラブというジャンルに入っているではないか、ですって? 小説投稿サイトでよくある、転生者が三国を統一するだとか、ただひたすら二人だけで幸せにいちゃいちゃする話ではないのです。応募するところが見当たりません。だから、とりあえずカクヨムコンテストに参加しています。
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