物書きの壁打ち
亜咲加奈
第1話 ボーイズラブのどこがいいのか
pixivとムーンライトノベルスにて連載していたボーイズラブ小説が完結しました。
九月十二日の午前二時でした。
それ以来頭の中がからっぽです。
漫然とpixivやらカクヨムを閲覧し、時間を浪費するだけの毎日を送っております。
こんなもの近況ノートに書け、という意見が聞こえてきます。その意見は私の脳内で、脳内にいる私が、現にこのワークスペースに直接入力している自分に毒づいていることに気づいています。
さて、このボーイズラブ作品ですが、現代ものです。
恋人を亡くしたばかりの優しいイケメン会社員日野誠司さんと、彼と同じ会社の物流部門に勤務する一家心中の生き残りで元不良のトラック運転手余田明さんとが、不器用に、真面目に、時に刺激的に交流を深め合う物語です。
pixivでは全年齢向けでしたので、ワンチャン、カクヨムで連載してもイケるんじゃないかと踏んでおります。
ちなみにムーンライトノベルスでは性描写も入れました。しかし、多くのボーイズラブファンがお求めのようなお盛んな描写ではなく、大変お行儀のよい描写ですので、ポイントの伸びはいまいちだと感じておりますが。
登場人物二人によればこのような事情です。
「だってあんまりがっついたら、日野さんが壊れちまうだろ?」
「余田さん、ありがとう……」
「日野さん、泣かないの!」
「涙ぐんでるだけだよ。大事にしてくれてるってわかるから、嬉しくてさ」
現在いわゆる「完結ブースト」中です。
いつまで続くのかしらん。
さて、ボーイズラブのどこがいいのか?
それは、社会人のありのままを盛り込める点だと私は思っております。主人公二人が男性だからでしょうか。
社会人のありのままを盛り込める点では、私は百合を書いたことがありませんが、百合でも同様だと考えます。
同性同士の交際には見えないハードルがまだまだ存在しているように私には感じられるので、その制約の中で二人がいかに愛しあうかを書くのがとても楽しかったです。
三国志ボーイズラブは、自由に書いておりました。しかし、徐晃も曹洪もいい年齢の大人なので、「ボーイズ」と言うのが適切でないと思いました。
代替案として、「メンズラブ」、「武将ラブ」などがぱっと頭に浮かびました。
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