第27話 誘拐
「ああ、久しぶり。もしかして配信終わるまで出待ちしてた?」
「そう。仕込みとかって大丈夫?」
「大丈夫だけど。なんか物騒だね。断ってたらそのボディガードの人にボコボコにされてた感じ?」
咥えタバコでダンジョンの外に出たトーヤを屈強な男を引き連れたミカが出迎える。
「そんなことするならダンジョンの中で持ちかけてる……。これはそのまんまボディガード。良いのなら話は早いね」
「ああでもごめん。俺ちょっと忙しくなるから」
「グア……」
「え?」
交渉に入った途端、拒絶されたと思うと銃声と共にボディガードが倒れた。
何が起きたと混乱する中、再び銃声が聞こえミカの意識を刈り取られた。
「もしかして殺した?」
「殺すわけねえだろ。馬鹿がよ。テメエが記憶操作するブツ寄越してる上に地上で殺したらめんどくせえってのに」
「今日がモンスター地上流出祭りの決行日だったのにタイミング悪いな。まあせっかくだし俺たちのイメージ回復の起爆剤になってもらおうか」
「トーヤ。お前、こいつをモンスター流出の犯人に仕立て上げて注目させようって腹か」
健太が店長と呼んでいたホスト──GOLANDが銃を持ったまま問いかけるとトーヤが煙を吐いて答えた。
「だな。封鎖されてる『ゴブリンの巣』にこのまま運んで爆発してもらっちゃおうか」
───
続きを書くモチベになるので、是非とも星⭐︎⭐︎⭐︎、フォローお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます