第5話 炎上させなきゃ(使命感)


 俺はダンジョン探索でネットを禁止されており、配信の実情にも疎かったが、調べたところ配信及びネットでの活動は炎上すると二度と活動できないほどの致命傷になることがわかった。

 そのため今俺は超人気配信者の妹が稼げなくし、ホストに貢げなくするために炎上させようとしている。


 :兄貴が割り込んできて草

 :サキ、嘘やろ

 :身内から目の前で裏切られてて草

 :え? 

 :今まで俺らを騙してったてこと

 :恋人おるとかもう見る価値ねえわ

 :何これ骨肉の争い


「ちょ、お兄!」


「その男は我が家の金ばかりで飽き足らず、皆さんのスーパーチャットまで紗季に貢がせていました」


 ・はあ?

 ・ワイの金がイケスカン野郎に

 ・ああああ脳が壊れる

 ・ワイらの金でイチャイチャしたってこと?

 ・おい、それはダメだろ

 ・金返せカス

 ・おい


 紗季の静止を振り切り、リスナーたちの怒りの導火線に火をつける。

 妹には可哀想だが、これは必要な作業なのでしょうがない。


「皆さんの信頼を裏切り、申し訳ありません。紗季は配信活動ができる状態ではないため配信活動を休止します」


 ・誰やねんそいつ

 ・ふざけんな

 ・マジでひで

 ・推しがリアルでやりかしまくって強制活動休止させられて草

 ・これって週刊誌とかにリークされる前に自分でゲロったパターン?

 ・せめての誠意として相手の名前言え

 ・最悪すぎて草

 ・名前早よ


「最後に皆様から名前を求める声が多いため。交際相手の名前を言いたいと思います。紗季の交際相手は松本健太です」


 :はい頂きました

 :ワイらを敵に回したね

 :特定班早よ

 :絶対に許さん絶対

 :許さない

 :許さない


 ホストの名前を告げるとコメント欄が気色ばみ始めた。

 紗季の炎上とついでに相手のホストも炎上させることができた。

 紗季の炎上についてはもうこれ以上はいいだろう。


「あとはホストか」


    ───


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