汚名返上・痴漢激減プロジェクト

夜月光

第1話

2050年、相変わらず日本は置換発生件数は多く、東京での発生件数は毎年、年間2000件を超えている。それだけ多くの女性が犠牲となっているという事になる。そこで、痴漢の発生件数を減らす為にはどうしたらいいのかを検討する極秘の国家プロジェクトチームが発足された。

《とあるIT企業》...

私はIT企業に務める、名前は佐々木稔(ささきみのる)40歳男性、役職は部長。

今、痴漢発生件数を減らす為のプロジェクトチームが有るのだが、私は、このプロジェクトチームのアプリソフト開発部門のチームリーダーを任された。

プロジェクトではスマホアプリを利用して痴漢を減らすシステム、これを痴漢援助システムと名付け、開発を進めている。

私が任されたアプリのプログラムはテスト段階、試験してバグを潰しながら完成へ近づいている。

その概要はこうだ。


【痴漢援助システム概要】

〃混み合っている電車の中での痴漢を援助するシステムで、会員制、システムの会員になれば、気兼ねなく痴漢行為が出来るし、痴漢行為をされる事もできる。従って女性を犠牲にした本当の痴漢は結果的に減るというシステムである。

正義感ある人や私服警官にたまたま見つかり、捕まってしまった場合でも、アプリの痴漢履歴を見せれば、痴漢をした行為は帳消しにする事か出来る。使用出来る条件は混みあった電車であること。電車以外の場所、又は混みあっていない電車では使用できない。また、このアプリをダウンロード出来るのは、当面日本人のみとする。〃


そして、プログラムはほぼ完成した為、実証実験をする事となった。

実証実験のやり方はこうだ。

【実証実験説明】

”1人はされたい側、1人はしたい側の登録をして行う。登録後、携帯電話はイヤホンにし、アプリを立ち上げる。そして双方、満員電車に乗り、されたい側は窓際で窓側を向き、したい側はその後ろに着き20cm以内をキープする。すると、まずしたい側に、「前は痴漢希望者、相手が頭2回ポンポンでこのままの向きでOK、3回以上ポンポンしたら向かい合わせOKの合図」と音声が流れる。次に、されたい側には、「後ろは痴漢希望者、そのままの向きの場合は...」と音声が流れる。されたい側が頭をポンポンしたら、したい側はアプリの開始ボタンを押す。そして向かい合わせがいい場合はされたい側の腰をポンとする、されたい側は腰をポンとされたら向きを変える。そこから痴漢行為開始。但し、制限時間は5分。5分経過したら終了の音声が流れる...「終了です」そうしたら、した側は1分以内にアプリを閉じる。もし、1分以内に閉じなかった場合は痴漢履歴が残らず、捕まった時に痴漢した行為が帳消しに出来なくなってしまう。”


実証実験も終え。システム開始に伴う諸々の準備も整い、いよいよ運用開始となった。

「新しい時代の幕開けだー!」

私は叫んだ。


《東京のとある銀行》...

私は銀行に務めている、名前は青島茜(あおしまあかね)23歳女性、大学を卒業し、新入社員として頑張っている。今日も嫌な先輩達に囲まれて...

「青島さん、処理まだですか?お客さま、お待たせしすぎよ」

「すみません」

先輩の竹内(たけうち)さん、今は私の指導係だ。悪い人ではないが、なんか言い方が、腹立つ。

「初めてじゃないんだから、もう少しテキパキ頼むわね、お客さまからクレーム来たら私が叱られるんだから」

「気を付けます」

毎日こんな感じだ。まだ仕事をしっかり覚えきれない私がいけないのかもしれないが、でも先輩の言い方はもう少し何とかしてもらいたいものだ。

そんなある日、私の携帯電話にショートメールが。


(ストレス解消アプリ?なんだ?)


私は気になり、そのURLを開いた。すると”ダウンロード中”という表示になった。


(何だいきなり!)


待っていると、”ストレス解消アプリがダウロードされました。”という表示がでた。そこで、案内は止まった。


(何なんだ?)


私はショートメールを閉じ、アプリがあるか確認した。すると、ストレス解消というハートのアイコンのアプリが有った。


(これか)


開いて驚いた。そこには”痴漢援助システム”となっている。最初このアプリの概要が記されている。

【痴漢援助システムアプリについて】

”もし貴方が、痴漢援助システムの文字が見えているなら、選ばれし人です。この文字が見えない人には、ただのパズルゲームにしか見えません。しかも、もし隣りに選ばれし人がいて貴方の携帯電話のこのアプリを見たとしても、やはり、ただのパズルゲームにしか見えません。つまり貴方が選ばれし人だということは、この時点では誰にもわからないのです。ご安心下さい”


(何じゃこれ、信じていいのか?)


私は試しに、同期の田中恵美(たなかえみ)に見せてみた。

「田中さん、このアプリ何だと思う?」

「パズルゲームでしょ、何で?」

「私、こうゆうのよく分からなくて、何か勝手にインストールされてて」

「実は私も最近、ショートメールでストレス解消アプリとかのURL開いたら、何かゲームらしきアプリがインストールされて、でも要らないから、すぐアンインしちゃった」

「そうなの!?」

「うん、最近何かそういうの、よくあるのよね、あまり開かない方が良いんだけどね、ついつい」


(やっぱり、嘘じゃないんだ、でもこんな事ってあるんだな、でも痴漢ってされた事ほとんど無いし、?しかし待てよ、ほとんどされた事はないが、何度かされて、1度だけ感じてしまった事が...されてみたいと思う気持ちは私の何処かに確かにある。それで選ばれし人に)


私は彼氏いない歴1年、あっちの方もご無沙汰だ、ホストとか行くお金もないし、だから痴漢されるのは怖いけど、痴漢援助アプリの事が気になって来た。

私は仕事も終わり、電車に30分程揺られて、アパートに帰宅した。帰りの電車はそんなに混んではいないから、勿論痴漢にも会わない。

私は夕食を済ませ、お風呂にも入って、早速あのアプリを開いた。

使用方法を確認して驚いた。なんていうアプリだ、信じられなかった。でも同期の田中さんはパズルゲームに見えていたんだから、信用せざるを得ない。私は登録する事にした。

最初に、する側(男)、される側(女)の選択から始まり、生年月日、性別、メールアドレス等入力して登録は完了した。メールに登録完了の通知が届いた。会費は女性無料、男性月5000円、但し、途中でされる側が逃げたら3万円の罰金、その時のした側は1ヵ月無料になるらしい。初めての使用開始で、料金は請求される。


(逃げたら3万円の罰金か、明日の通勤電車、大丈夫かな)


私はちょっと不安になって来たが、ここまで来たんだから、信用するしかない。


(逃げないようにしないと)


私は次の日の朝、朝食を済ませ、何時もの通勤電車に乗った。何時もの事ながらギュウギュウの満員電車、隣りの人と体を密着せざる負えない。

大概の男性はカバンを持っていない手は、つり革やポールを掴んで手を上げている状態だ。こんなのは極当たり前の光景で今までは気にもして無かったが、あのアプリに登録したせいか、凄く気になってしまう。

今日は今の所、後ろに男性は居なくて、痴漢される状況では無い。

乗車してから降車するまでに6駅ある。私は次の停車駅で、なるべく男性の前になるようにしようと考え、周りの様子を見て計画を練った。


(勿論なるべく好みのタイプの男性がいいな、背は低いが、よし決めた)


電車が止まった。私は何気なく、目的の男性の前に移動する事に成功した。


(やった!)


当たり前だが、私は今まで、そんな馬鹿なことはしたことが無い。私は後ろの男性がしたい側である事を期待したが、アプリに反応が無い。


(そんなに思うように行くわけないか)


暫らくすると、お尻を触られているような感じがした。


(?気のせいか?え!違う、触ってる、どうしよう)


私は怖くて声も出せず、抵抗も出来ない、隅っこだから逃げる事も出来なかった。男は最初スカートの上からお尻を触っていたが、私が抵抗しないのが分かるとスカートのしたから手を入れ、パンティーの中に指を入れて来た。私は我慢していたが、徐々に気持ち良くなってきてしまっていた、息が荒くなるのを押し殺した。


(あ...うー...ん...うー...ん...あ..やめてー)


わたしの花園は濡れて来てしまっている。男は調子に乗って、花芽を触って指を動かし始めた。


(うー...うー...あ...あ.....)


その後、花園の少し中まで指を入れ、刺激して来たのだ。私はもう我慢出来ず次の駅で一旦降りた。イきそうになっていた。


(ヤラレタ、でも気持ち良かった。何なの私、好みのタイプだったからかな)


あのままされ続けられたら確実にイッちゃってる。最悪降りる駅を乗り過ごしてしまっていたかも。

気を取り直して、次の電車に乗り、何とか出勤した。

しかし、偶然とはいえ危なかった。

アプリだったら、お互い了承の上で、5分で終わるから乗り過ごす心配も殆ど無いし、お互い同意の上だから怖さも無い。このアプリ、意外と行けるかも、でも今日みたいに途中で逃げる事は出来ないけど。


「青島さん、おはよう」

「あ!、おはよう」

「どうしたの?ボーッとして

「今日ね、実は電車で痴漢に合っちゃって」

「大丈夫?」

「え、まあ何とか、ちょっと触られただけだから」

「私もされた事あるけど、キモいし腹立つわよね」

「本当にそうね」


(トイレに行って、イってスッキリしたい)


パンティーは濡れて湿っている。気持ち悪いから変えたいが、着替えは無いから我慢して仕事するしか無かった。


(これからパンティーの替え持ってこなきゃ)


あの日痴漢されてから2ヵ月経ったが、アプリの反応は1度も無い。痴漢は1度あったが。そして、遂に3ヵ月目の朝の通勤電車でアプリが反応した。

私は向かい合わせの方がし易いと思い、頭を3回ポンポンした。すると相手は腰をポンとしたので、うつむいたままで、振り向いて向かい合わせになった。私はその日短パンを履いていたが、男は花芽の辺りを短パンの上から用心深く触って来た。


(あ......あ)


男は私が抵抗しないことが分かったら、短パンの隙間から指を入れてきて、そっと花園を刺激してきた。あまり奥には入れず、2、3cm位の所をゆっくり入れたり出したりした。


(あ........あー......い)


そして、しっかり濡れてきた所で、花芽の方にも指を滑らせ、刺激してきた。


(この人上手、あ......いー......あ!.........)


男は少し指の動きを激しくして来た。


(あ.........いー............あ...........あー..........もうダメ............イク)


私は軽くイってしまった。丁度”終了”の音声が流れた。男はズボンのポケットに手を入れ、スマホを取り出して操作している。


「また」


と男は一言言って、次の駅で降りて行った。

でも、私、あんな短時間でイってしまった。


(沢山の人がいる電車の中でされたから興奮しんだろうか?)


私は出勤して、直ぐにトイレでパンティーを替えた。


(明日も又、あの男来るんだろうか...)


《とあるIT企業》...

「佐々木部長、おはようございます。」

「おはよう、佐藤くん、どうだアプリの会員は増えたのか」

「それが部長、ここの所、急激に増加しております。運用開始からの3ヶ月は50名程でしたが、4ヶ月目の今月はまだ10日しか経っておりませんが、200名を超えて来ています。」

「そうか、目標の1万人も夢ではないな」

「はい、それと男性の割合が圧倒的に多いかと想定していましたが、意外な事に女性の割合が増えておりまして、現在3割程なんですが、4割になろうとしています 」

「それは嬉しい誤算だ、売り上げの目標も達成出来そうだ。佐藤くん、東京の年間の痴漢発生件数を調べておいてくれ」

「分かりました」


《東京のとある銀行》...

「青島さん、おはよう」

「あ!、おはよう」

田中さんは何時も元気がいい、やな事あっても彼女と話していると忘れられる。

「今日は痴漢大丈夫だった?」

「う、うん大丈夫だったよ」

「田中さんは?」

「毎日されるわけじゃないから、たまにね、今日は大丈夫だったよ」

「だよね、毎日じゃたまらないよね」

そんな会話をしながら、私はまた明日、あの男が来るのを期待していた。顔は分からなかったが、まあ、その方が都合がいい。


(今度は後ろからしてもらおう)


もうこのアプリにハマってしまっていた。


(痴漢される依存性になっちゃう)


次の朝

私は、また同じ電車の同じ車輌にのった。すると直ぐに、アプリが反応した。私は頭をポンと1回叩き、このままの向きでされる事にした。今日は膝上15cmのスカートを履いてきた。

男は、スカートの中に手を入れて来て、パンティーの上から手を入れ、早速、花園に指を入れ、2、3cm指を出し入れし、刺激してきた。男は背が高めのせいか花芽にまで指が届かず、中だけを刺激された。最初はゆっくりだったのが、かなり濡れて来てからは徐々に激しくなった。


(あ............あ...............う、う、あー)


5分が経過し、終わった。


(今日はイクとこまで行かなかったな)


「向かい合わせがいいね」

男はそう言って、また次の駅で降りていった。


(イカなかったのが、バレていたのか?)


私も向かい合わせが良かったと後悔した。

でも明日はもういいかな、そんな気分で無くなっていた。

私は次の朝の通勤は、アプリ無しで電車に乗った。昨日とは車輌も変えた。でもまた、スカートの上からお尻を触られている。


(だれ?)


そして、アプリも無いのにスカートの中にに手を入れて、パンティーの上からお尻を触ってきた。私は逃げる事も出来ず、男の指がパンティーの中に、そして花園をゆっくり優しく刺激してきた。


(あ.......あ.......いい........あ、やだ私)


「向かい合わせ」

男は小声で言った。


(昨日の男だ)


私は向きを変えて迎え合わせになった。男はパンティーをずり下げ、私の花芽を刺激し始めた。


(あー、......ああ......あ......や......)


男は指を花芽に触れながら、花園に滑り込ませ、また2、3cmの深さを出し入れして刺激し始め、そして激しくなって行く。


(い、いー、あーあ、あ、.........あ...イ、イク)


私は、イッてしまった、立っているのがやっとだ、男は何時もの駅で降りて行った。


(またヤラレタ、でも私はアプリ無しでも、受け入れてしまった。車輌を変えても、あの男はいたのは偶然か?)


私は顔を覚えられていたのだ、別に不思議は無い。でも、こんなに混雑している中で、後ろに付くのもなかなか難しい。男にとってはラッキーだったとしか言いようがない、私も結果的には嫌な気持ちはしなかった。


(これで良かったのか?)


この後はアプリも控えていた為1ヶ月程何も無かったが、今日の出勤でアプリを使ってみた。電車に乗って直ぐに反応があった。


(前とは違う男のような、背が低い感じがする)


私は3回頭をポンポンした。男は私の腰をポンとした。私はうつむいて振り返ったが、ちょっと顔を上げて見た、そうしたら男の鼻が見えた。


(顔、目の前じゃん、されずらい)


「よろしくお願いします」

男は私に挨拶した。


(え?)


私は今日は短パンを履いてきた。男は私のシャツの下から手を入れ、胸の先端の実を探しながら、刺激してきた。男の指が先端の実に触れた。


「あ...」


私は思わず声が漏れてしまった。

男は私の胸の先端の実を押さえながら、もう片方の手の指を短パンの隙間から入れ、花芽を触り始め、そして花園に奥深くまで指を入れ、激しく刺激した。


(あ、あ、あ.........ん、ん......あ、刺激の音、周りに聞こえてないよね、あーあ、あ

.........んー......イクまたイッちゃう)


私は周りに人が居るのに、腰が2、3度振れ、短時間でイッてしまった。

男はスマホを操作している。

「また、機会がありましたら」

男は耳元で囁いた、私は黙っていた。


《とあるIT企業》...

1年後...

「部長、アプリの会員数は目標の1万人を突破し、2万人になろうとしています」

「そうか、それで、東京の痴漢の発生件数はどうだ」

「前の1年は2300件でしたが、昨年は500件と激減しています」

「そうか、それは凄いぞ、犯罪抑止にかなり貢献しているってことだな」

「はい、それは間違いなく、東京都でのアプリ利用回数は年間10万回を超えています。これはプロジェクトチームにとっては大成功です」

「よし、東京での痴漢発生数が年間100件を切った時、これは一か八かだが、国に交渉してみよう、このアプリを公に認めて貰うんだ。痴漢大国日本の汚名返上の為にもな」

「はい部長」


(ん?汚名返上になるのだろうか?)


《東京のとある銀行》....

「おはようございます」

「おはよう、青島さん、大分慣れて、処理も速くなったわね」

「ありがとうございます」

「でも、あまり調子乗らないでね、失敗するから」

「はーい、分かりましたー」

「何、その返事は」

「申し訳ありませーん」

「全くもう、頼むわよ」


(一言余分なのよ、おばさん)


(憂さ晴らしに、久しぶりにアプリ使ってみよう。今度は日曜日にしよう、いったいどんな人が...)


そして、日曜日、私は電車に乗って買い物に出かけることにした。電車に乗ったら、直ぐににアプリが反応した。最近、アプリか反応する事が多い、私は向かい合わせになった。まだ若い大学生位だ、慣れていないらしく、なかなか手を出してこない。


(え?する気あるの?)


私は焦れったくなり、こちらから男の股間を触ってやった。


(こちらからしちゃっていいのかな?硬い)


男は何と私には何もしてこない。


(これじゃ逆じゃん)


男は気持ち良さそうにしているだけだ。でもやっとスカートに手を入れ、パンティーの上から、花園を刺激し始めた。


(あ......)


そして、パンティーの中に指を入れようとした時、男は手を引っ込めた。5分が経過し終了になったんだ。


(この人、ハズレね、バカみたい)


そして、私が電車を降りようとすると、男も降りようとしている。そして、私が電車を降り、歩いていると。

「あの、すみません、今アプリ使ってた方ですよね」

何と男が話しかけて来た。

「あ、いえ」


(恥ずかしくて話なんか出来るわけないでしょ)


「あの、すみません、ちょっとお話よろしいですか?」

「はい、なにか?」

「よろしかったら、お昼のお食事一緒にどうですか?」


(ちょっとイケメンだし、いいか)


「食事だけなら良いですよ」

「ありがとうございます。それでは、12時に駅前のレストラン前で待ち合わせましょう」

「分かったわ、じゃ」

私は買い物を済ませ、買った物を駅のコインロッカーに入れ、レストランの前に行った。男は既に待っていた。

「お待ちどうさま、入りましょうか」

「はい」

男と私はレストランに入り、食事をした。男は学校のことや恋愛のこと、私は、仕事のことや好きなこと、後は世間話をして...男は最後に。

「あのー、こんなお願い可笑しいかもせれませんが、こっちが気持ち良くなってしまって、途中で終わってしまって申し訳ないんで、もう一度電車に乗ってしませんか?」

「そうね、変な話、私も不完全燃焼だから、でも電車に乗る必要はないわ、公衆トイレでしちゃお」

「わかりました」

私達は公衆トイレに入って鍵を閉めて開かないことを確認し、電車の続きを始めた。

「じゃあ、これでいい?」

私は男の前に立った。

「はい」

男は私のスカートを捲り、パンティーを下げ、花芽を触り、刺激し始めた。


(ん…………あ……………あ、あ)


「あ…」

私は思わず声が出てしまった。私は我慢できず、男の男性自身を手で刺激していた。男の男性自身は硬くなり、ズボンを圧迫している、私はジッパーを下げ男性自身を社会の窓から出し、刺激した。

男はベルトを外し、ズボンを下げ、男性自身が露わになった。私の花園は濡れて滴っている。


「入れていいですか?僕、我慢しきれません、今日だけで良いんです、お願いします」

「ダメよそれは」

私は断ったが、男は無理やり私の腰を掴み、後ろ向きにして、男性自身を花園に入れようとしてきた。

「辞めて!、お願い!」

男はもう私の声は聞こえていない。私は倒れそうになったが、何とかベビーチェアに捕まったが、それ以上は抵抗出来ず、男の男性自身が花園にスルッと入って来た。男は腰を振り、花園深くまで刺激して来た。

「お願い、辞めて」

「あ……あ………んー」

私は公衆トイレなのに、声が出てしまった。


(あ、あ………あー………はー、はー……あ……イ、イク………イッちゃう)


私は腰を何度も揺らし、イッてしまった。レイプされた。トイレに誘ったのは私、自業自得だ。

「ごめんなさい」

男は一言言って、ズボンを履き、トイレを飛びだして行ってしまった。

でも今までに無い感覚で凄く感じた。痴漢ではなく、本当にされる喜びを覚えてしまった。実は”辞めて”って言った時、本当は心の中では入れてって言っていたのだ。


《とあるIT企業》……

「佐藤くん、痴漢援助システムのアプリの方はどうだ?」

「順調です。東京の痴漢発生数が100件切るのも時間の問題かと」

「そうか、そこまでになったか、分かったそうしたら100件切ったら、その時点で報告してくれ」

「分かりました」

「佐藤くん」

「はい、部長」

「次はレイプだ」

「え?レイプですか?」

「そうだ、レイプもする側とされる側、言ってみれば、痴漢と同じような考え方で、アプリを作れば、レイプを減らせるかもしれないし、商売になる。本格的なレイププレイが出来るアプリだ」

「部長、それはちょっと無理があるのでは?」

「そうか?」

「はい、痴漢は満員電車で隠れてするもので電車内で済みます、でもレイプはする訳ですから場所が限られますし、そもそもレイプの件数は少ないでしょうし、レイプされたい人なんて居ないんじゃないかと」

「君、そこはプロジェクトチームで知恵を絞るんだよ、現に今回の痴漢のアプリだって想定外に顧客は増え続けているではないか、場所が無いなら作ればいい、だろ?そうだ、痴漢もレイプも聞こえが悪い、合わせて”エッチプレイアプリ”にしよう」

「”エッチプレイアプリ”ですか、分かりました」

「よーし、次の会議で提案して見よう」


























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