■■■■の祟り
ハルヤマ ミツキ
■■■■の祟り
むかし、■■村に住むある少女が■■山で■■■■と遭遇した。
人ではならざる■■■■に少女は最初こそ驚いたが、悪い存在ではないと知るや言葉を交わした。
穢れのない無垢な少女を■■■■はとても気に入り、時々こうして会いに来てほしい伝えた。
少女は言われたとおり、時々■■■■の元へ足を運んでは今日あった出来事を話した。
ある日、少女が貧しい日々を送っていることを知った■■■■は少女に力を与えることにした。
その力を使えば、これ以上貧しい思いをせずに済む。
少女は泣きながら■■■■に感謝を伝えた。
それから、少女たち家族の生活は一変した。
金銭にも食料にも困らない、豊かな暮らしを手にしたのだ。
しかし、それを一部の村人は良く思わなかった。
あのような裕福な暮らしを手にしたのには何かわけがあるはずだ。
その秘密を知るべく、少女たち家族を妬む一人の村人が■■■■の元へ向かうために外出する少女の後を追った。
そして、目撃してしまう。
少女が人ではならざる■■■■と会話しているところを。
間違いない。少女はあれから力を得たのだ。
村人は余計に少女を妬ましく思った。
なぜ、あのような小娘に力を与えたのか。
村人もまた、かつての少女たち家族のように貧しかった。
やがて妬みは恨みに変わり、村人は少女を殺して死体を■■山に埋めた。
その事実を知った少女の家族はひどく悲しんだ。
一方■■■■は、少女を殺された上に己の魂が宿る山を穢されたことで憤慨した。
その日から、村には祟りが起きた。
村の子供は何人も攫われ、村の大人は立て続けに自殺した。
なかには、死んだ少女を見たり声を聞いたという者も。
村の非常事態を当然村長は無視できず他の村の祈祷師や除霊師たちに祟りを鎮めるよう頼み込んだ。
そうして集まった精鋭の数は、おおよそ二十人。
■■村に到着するや否や、すぐに祟りを鎮めるための儀式が始まった。
村人は皆、これだけの人数が居ればどんな祟りも対処できるに違いないと安心した。
しかし、その考えは甘かった。
祟りを起こした張本人である■■■■の力は想像を超えるものだった。
儀式が始まってすぐ祈祷師が二人倒れ、それに続いてまた一人また一人と後を追うように何人も倒れていった。
残された者たちはこのままの儀式を続けても鎮めることはできないと悟り、保険として用意していた石柱に■■■■を封印することに。
それもまた少なくない犠牲を払うことになったが、見事■■■■を封印することに成功。
その石柱は■■山に建てられ、村はかつての平穏を取り戻すことができた。
皆さまは、この物語を読んでどんな感想を抱いただろうか。
殺された少女が不憫でならない?
■■■■が今もちゃんと封印されているのか気になる?
じつは、この話には続きがあって
■■■■の祟り ハルヤマ ミツキ @harumitsu33
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