俺「おい、勇者それ毒だぞ」勇者「えっ」

今日も勇者は錬金術師の俺を勇者パーティーに勧誘しに来た。


勇者

「アイシャ君、僕たちの勇者パーティーに入って一緒に世界の恐怖たる魔王を討伐し

 ようじゃないか。」

錬金術師

「なんで俺を誘うんだよ。大体、錬金術師なんてのは戦闘向きじゃねえし、道具だっ

 て必要だ。道具が切れたら何もできないし、金もかかる。魔法使いのバッファーを 

 仲間にした方がいいんじゃないのか?」

勇者

「そんなことない!!君のポーションはどんなバッファーにも負けない素晴らしいも

 のだ。この前の遠征の時、君のポーションに何度命を救われたことか。君の実力は

 世界に認められるべきだ。」


そう言って近くに置いてあるアイシャのポーションを飲んでみせた。

そう、飲んでしまったのだ。


錬金術師

「おい、ちょっと待て。お前今何飲んだ?」

勇者

「これだけど」


そう言って勇者は空き瓶をアイシャにみせた。


錬金術師

「それ、致死性の毒だぞ。」

勇者

「え、直す方法は?」

錬金術師

「ない」


続く






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