ストーカー編
第23話黒い影
俺はストーカーを追いかけていた
「おいごらくそ」
早すぎて全然追い付かない
「なんだよあいつ」
手を伸ばそうとすればまた振り払われる
「お前はなにがやりたいんだ」
くぐもった声でストーカーは答える
くぐもっていて男か女か分からない
「別に好きな人を追いかけるのに意味はいらないだろう」
「それが合法的なやり方ならな」
「クックッそれこそ甘いと言うやつよ」
きもちわるいことをかっこよく言ってくるので少しムカついて
「お前いい加減にしやがれ」
「かっかっやなこった」
踊るように逃げるストーカーとの鬼ごっこは俺がストーカーのフードを掴むことで終わる
フードを掴まれたストーカーは逃げようともがく
だが俺は頭の部分を掴んでいるので逃げることができず
そのまま俺とストーカーは絡まる
そして最終的に俺はストーカーを押し倒してしまう
「くそどきやがれ」
ストーカーの顔が偶然見えて
「えっ?」
俺は驚いてしまった
だって男ではなく女だったから
そしてその正体は超有名配信者のリルマルスカイというコンビ名でやっている人だったのだ
「なんで」
「別に好きな人が偶然いたから見ていたら追いかけられただけだ」
「そうか……いやダメでしょ」
少し納得しそうになったがすぐにダメなことだと気づく
「それでさコラボしない?」
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