第14話サンドイッチ

頼んだメニューをそれぞれ食べたり飲んだりしていた


山田がかっこよくコーヒーを飲んでいる姿がマジで映えるなあと思えた


俺はコーヒーが飲めないのでカフェオレを頼んでちびちびと飲んでいたら


「可愛い」


山田がニヤニヤしながらそんなことを言ってきた


くそからかいやがってと思う


「結局サンドイッチを頼んだな」


俺は二皿のサンドイッチをみた


「うん美味しいから頼んでくれて嬉しかったよ」


「食ってるところをみたら頼みたくもなるだろ」


「それで美味しいでしょ」


「ああ美味しいよ」


ちなみにサンドイッチの具はトマトとキャベツが入っているシンプルなものとお肉がごろごろ入っている豪華なものの二つが入って600円だ


「そうならよかったわ」


「なんで嬉しいんだよ」


「だって自分の美味しいと感じたものが他の人にとっても同じだと嬉しいでしょ」


「そういうものかね」


「そういうものなんですそれに……」


少しだけ赤らめてなにか思うところがあるみたいな顔で俺のことを見つめてきて


「どうしたんだ?」


「別になんでもないですよ」


「そうかならそれでいいがあと動画の内容本当に食べているところを撮るだけでいいんだな」


「ええ楽しそうに会話をしているのがいいって人がわたしたちのファンは多いみたいですからね」


「よくそんなことを分かるな」


「呟きを調べるんですよ」


「そうか」


そうして俺たちはサンドイッチを食べ終えてそれぞれの家まで帰る


お金については俺が支払った


「こういうのは俺が支払った方がいいだろ」


「そういうの今時ないと思うわ」


「えっそうなの?」


「ウソよ……でも今回はありがとう助かるわ」


「そうかいならよかったよ」


この後俺は病気をひいて山田に看病されることになる


俺はもちろん嫌がるのだがそれでも心配して山田は家まで来る


家については自力で調べたのだ


うん化け物過ぎる


普通のマンションのため来たときは本当に驚いたからな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る