第17話
予定表に書かれていた通り 加藤小雪さんは今日も来ていた。僕が 駐車場に車を止めた時にはまだ小雪さんの車はなかったのでどうしているんだろうと思っていたが、 今日は 時間ギリギリで来てくれた。だから帰る時に 小雪さんは いつもの 駐車場ではなく来た時に車を止めた駐車場から黒っぽい軽自動車に乗って帰って行った。小雪さんとは 今日も帰る時間がほぼ一緒だった。子供達とお別れをしながら ほとんど一緒に外に出てきた。僕たちは今日のことを話しながら一緒に階段を降りて駐車場まで来たのだった。小雪さんは子供達が あんな風に 喧嘩 みたいなことをするのに あんまり 慣れていなかったのか 喧嘩している子供たちよ 目の前にして 少し 怯えていた。」このままだとやめてしまうんじゃないかと 僕は心配になった。子供達が遊びで追いかけやっていて本気の 喧嘩 みたいになってしまうことはよくあることだからそれほど心配には及びませんよリーチ君が何を言ったのかわからなかったけどそれに腹を立てたそら君がリーチ君を殴ろうとしてさっきみたいに喧嘩になったけどそんなことはよくあることなのであんまり心配は要りませんよ。空君は今日学校に迎えに行った時は全然機嫌 良かったのに あんなことになってしまうとは どうしたんだろうね。以前から そら君は感情の起伏が激しい子で友達とのトラブルは結構あったので大丈夫ですよ。僕は心配そうな 小雪さんを安心させるためにそんなことを言った。小雪さんは車に乗って帰って行った。あまり時間に余裕を持って行動するというような人ではないらしい、わりに時間には ルーズな人なのかもしれない まあ 遅れなければいいかなというそんうなところなんだろう。夏休みは終わって今日学生のバイト君は誰も来ていなかった。来たのは小雪さんだけだ。それにしてもと僕は思った。そら君たちが暴れて少し 怯えていた 小雪さんは可愛らしかったなと 思った。綺麗に整った顔立ちを子供達の土合の恐怖で歪めることもなく端正な顔立ち は 端正なまま保たれていた。やっぱり小雪さんが一番いいな。スタイルもいいし 綺麗だし小雪さんの胸の形はあんまりよく見えなかったけど、そんなに悪い形じゃないだろう。小雪さんは今時の若い女性らしく痩せ型でスタイルもよかったけど、一言で言うならば 綺麗な子だった。その綺麗なこともしかしたら恋ができるのかもしれないと思うと顔が緩んでしまう。
どう見ても 誰が見ても パッとしない俺が 直美ちゃんみたいな可愛いこと付き合えたのも考えてみたら 妙な話だ。だが現実だ 俺は 実際になおみと3年も付き合っていた。別れた後のなおみ から電話が来るし先日は これもまた誰が見てもかっこいいなと思われる あきちゃんから付き合ってもいいよ みたいなこと言われたし 病院の事務員な一番可綺麗な子から話しかけてもらったし前に勤めていた 児童館みたいなところの一番綺麗な可愛いここからも気に入られていたし まあ いろいろ思うに 俺は結構 女性から好かれるみたいだ幼稚園の時もの時も迎えのマイクロバスの中の先生からも可愛がってもらえた。俺は女性から見てそんなに嫌なタイプじゃないんだろう 別段 イケメンでもないし かっこよくないけれど そうなんだ。だから次に付き合いたいと思っている 小雪ちゃんともきっと付き合ってもらえるんだろう そう思う。今のところすこぶるいい 調子でことは進んでいる。夏が終わってバイト君は誰も来ないのに 小雪さんだけは来ててくれる。これは偶然ではなくおそらく 何らかの運命だと思われる 何だかわからないけど運命まで俺に小雪さんと恋をしろと行ってきている。おそらく いや きっとこれが俺の最後の恋なんだろう 俺はそれでいい。
最近のこと といえば ついに3時前にいつも行っているコンビニでバイトのお姉さんから聞いてもいないのにアイスコーヒーはどうしますかとあけに愛想よく聞かれたけどまあ あれは当然 言うべき ことなんだろうけど、コンビニのバイトの女の子なんか普通もっと 愛想がないよね 。まああの子はいいこだったのかな。まあ子供たちや事務のお姉さんからも愛想よくしてもらっている。でも割と 皆さん 優しい。1年前ぐらいにいつも行く本屋の駐車場で隣に自転車を停めた女子高生の子たちがこっちを見ないでもなんとなく 絶対に俺のことを気にしていてくれたぐらい 嬉しい。
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