#3 ミミズクさんにおとどけものです

ぼくは小さな郵便屋さん


「ミミズクさーん!おてがみでーす」

「おや、わたしに手紙とな?」


「ハリネズミさんからです!」

「あのハリネズミさんから?フクロウさんと間違えてしまったんじゃあないかい?わたしとフクロウさんは似ているからよく間違われるんだ」


「そんなことないですよ!ミミズクさんはおみみがぴょこっとしているので、すぐにわかりますよ!それに、これはちゃんとミミズクさんへのおてがみです!」

「本当かい?」

「ほんとうです!ほんをだすと、いつも、いちばんにかんそうをくれるからっていってましたよ!」


ミミズクさんはすごくびっくりした顔をした。


「ええっ?あのハリネズミさんがわたしに?」

「ほら、よくみてください!ちゃんと『ミミズクさんへ』ってかいてありますよ!」


「ほ、本当だ、、、わわ、あのハリネズミさんが、わたしに、わざわざ手紙をと、、、これは額縁に入れて飾らなければ、、、わたしの家宝だ、、、」


とっても驚いているみたい。


「いやはや、わたしはハリネズミさんの大フアンでね、いやいや、こんなにうれしいことがあるとは、長生きも悪くないねぇ」


すごく嬉しそう。


「いやぁ、今日はとても良い日だ。こんなに嬉しいことはないよ。ありがとう。ありがとう」

「えへへ。どういたしまして。また、おてがみをかいたら、ぼくをよんでくださいね!いつでもしゅうかにいきますから!」


「うんうん。その時はまたお願いするよ。では、わたしは大事な大事なこの手紙を読もうかね。それじゃあまたね、郵便屋さん」

「はい!またのごりようを、おまちしております!」


えへへ。なんだかとっても良いことをした気分!ぼくもとっても嬉しくなっちゃいました!


今日の分の配達はまだまだこれから!頑張りますよ!

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