蜘蛛の若奥様と一本脚の僕のラブラブな新婚生活

八幡ヒビキ

登場人物一覧

一本脚の僕

不知火継彦しらぬい つぎひこ 1人称:僕 呼び方:このはちゃん


 テロで左足の膝から上を失っている。今は電子義足を装着しているので、ぎこちないものの不便はしていない。電子義足を手に入れるのは別のお話だが、妻の木乃花のお陰である。

 障害等級は3級で、障害者枠で地方公務員になったばかり。環境課に所属し、環境行政を勉強中。

 木乃花の危機に際し、未来予知能力を発揮する。




蜘蛛アラクネの若奥様

不知火木乃花しらぬい このは 旧姓西宮 1人称:私 呼び方:継彦くん


 継彦と同い年で幼なじみ。キメラでアラクネタイプ。旧家の生まれで家から外出することなく育っていたが、ある日、継彦と運命的な出会いをする。

 アラクネタイプのキメラは大型のため、日常生活で不自由なことが多くある。車いすが通れる幅の90センチはぎりぎりだし、蜘蛛の下半身を隠すことが求められることも多い。そのため、多くのお店には入れない。

 木乃花は自分の糸で編まれた布が高級ブランドで使われていることで、軍とは別に社会との関わりを持つようになる。

 下半身が大型のキメラの多くは呼吸に難を抱えているが、蜘蛛の場合は気門呼吸と書肺呼吸で、それらの呼吸では下半身の分の酸素を十分に得ることはできない。そのため、蜘蛛のキメラとしての超絶的な身体能力は、事前に酸素を多く取り入れることでしか発揮できない。寿命にも影響するため、日々、VO2MAXトレーニングに励んでいる。 

 過去、軍事研究施設に所属し、継彦の電子義足はその軍事施設の制作物。義足と言うよりもサイボーグ技術寄り。

 お酒はかなり飲める口。

 酸素供給能力と防御機能、そして糸つぼから出る糸を手の方に誘導する特殊パイプを内蔵する「スーツ」を持つ。現在、国防軍予備役(非常勤)曹長。特殊急襲部隊首都圏分遣隊に所属。




向坂さきさかつばめ 1人称:私 呼び方:不知火くん、木乃花


 国防軍の研究施設に勤務する武官。階級は少尉。木乃花の元上司の1人。普段は木乃花と継彦の監視役を兼ね、木更津基地に勤務している。木乃花のよき理解者であり、数少ない友人。先をこされたものの木乃花の結婚を喜んでいる。

 お酒はかなり飲める口。




特殊急襲部隊分遣隊のメンバー


指揮官 如月中尉 6番手バックス たたき上げ

副官  桜木少尉 フォワード エリート(軍大学校出)

    皆川曹長 フォワード エリート(訓練学校首席)

    太田軍曹 ミッドフィルダー 若手

    榊原曹長 5番手バックス ベテラン




市環境課の継彦の同僚


真下係長 環境研究職

大沢主任 4歳年上の先輩職員(独身)

竹下さん 1つ上の女性の先輩職員(独身)




集落の住人


武内区長 集落のある町会の区長さん 1人称:私

その娘 出戻りで子ども2人を連れているシングルマザー

武内虎上たけうち まさる1人称:オレ

武内木蓮たけうち もくれん1人称:あたし

2軒隣の大きな古い家に住む3年生と1年生の兄妹。木乃花のことを見て恐れる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る