神様に最新のエロを伝えるエロ大使に任命されました ~最強のエロを求めて世界を作り替える毎日~

MAXエロ大魔神

神様に力を授かりました

 自分はどこにでもいる会社員だ。

 仕事終わりの後は家に帰って1発抜いて寝る。

 毎日がその繰り返しだ。

 平日は1発ずつ抜いて、土曜日に2発抜き、日曜日は内臓を休める。

 ポリシーは残業をしないことである。

 仕事は定時に終わるように調整している。

 快適な性活には快適な仕事が最低条件だ。

 誰にも家で抜く時間を邪魔されたくないため、飲み会や社内サークルは全て断って家に帰る。

 家に帰ったら毎日おかずを探してネットの海をサーフィンする。

 エロは全て好きだ。どれだけハードなエロもどれだけソフトなエロも平等に愛している。

 女性の年齢も自分の年齢+5歳まで大丈夫だ。

 年を取るにつれてストライクゾーンの年齢が上がっているのでいつかはお婆さんも抱けるはずだ。

 今日も帰って一人で抜くはずだった...

 そう...今日までは。

 家のドアを開けると見知らぬ部屋に来ていた。

 そしてそこには可愛らしい少女が手を振っていた。


「よく来てくれたね~。私は皆の思うあの神様だよー。ほぼ毎日抜いているあなたにお願いがあって会いに来たんだー。」

「自分にですか...?」


 正直、心当たりが全くない。トラックにひかれたわけでもなく過労で倒れそうなわけでもない。

 というか、毎日抜いているから来たとか言っているので、とんでもない神様である。 

 可愛い宇宙人が侵略のために居候をしようとするアニメに似ているのできっとそれだろう。


「何考えてるか知らないけど、ちゃんと神様だよー。」


 どうやら心を読んでくる宇宙人のようだ。


「私は結構偉い神様なんだけど最近暇でねー。エロい事でもしようかと思ったんだけど、最後にエロいことをしたのが100年前で最新のエロに興味があるの。そこで栄えあるエロいことを教えるエロ大使に選ばれたのが君ってわけ。」


 言っていることがおそらくわかった。

 つまりはこの目の前の神様とエロいことをすればいい状況である。


「あなたとエロいことをすればいいのでしょうか?」

「惜しいけど違うよー。あなたに神としての力を与えるからそれで人々にエロい事をして欲しいだけなの。それを私と他大勢の神様で見て勉強することにしたの。あなたにとっては全てが思い通りの世界になるってわけ。けど何でも思い通りになるって大変なのよ。暇すぎて普通の人間だと寿命を迎える前に自分から死んじゃうのよ」


 急に物騒な話が聞こえてきた


「でもあなたなら大丈夫。一生エロいことして生きていけるのよ?あなたは何も考えずにエロいことをするだけで大丈夫。勝手に寿命で死ぬから。多少伸ばすのはいいけど、寿命を無限に延ばすのだけは神としてお勧めしないわ。無限にしたのが私たちで、無限の退屈と付き合うことになっちゃうよー」

「わかりました。頑張ってみます。」


こんな神様の願いなら断る理由が全くない。


「ではいきますよー。寿命はそのままで神様になーれ。」


 不思議な光が自分の体を包み込んだ。


「これであなたは寿命のある神様になりました。何でも願いながら言えば願いが叶うからエロいことを私たちにたくさん教えてね。」


 これで神様と別れるかと思ったら寂しくなってきた。


「依り代みたいなものを作ったら会いに来てもらえますか?」

「いいわよー。けどなんで依り代?直接会いにいくわよ?」

「理由は秘密です。楽しみにしていてください。最高の依り代を作りますよ。」

「分かったー。楽しみにしてるね。それじゃあバイバイー」


 気付いたら自分の家に居た。

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