スプモーニの悪魔
八柳 心傍
第1話 誘惑
ウィスキーボトル越しに見えたのは
此方を見つめるバーテンダーの心配げな表情。
「潰れないように」と初老の男性は
それだけ伝えるとグラスを丁寧に磨く作業に戻った。
仕方ないじゃない、
彼女はこの時間帯のご多分に漏れず
酔いが少し回って身体が熱くなり
頬から伝わるテーブルの冷たさに心地よさを感じている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます