君を大好きになった私の詩

私の詩

　私は生まれた時から人間の形をした化け物だった。

幼稚園の頃から周囲とはズレていて、いつもみんなから仲間外れにされていた。

私が楽しかったことや嬉しかったことを話す度に、周りの子から「気持ち悪い」って言われた。

『どうしてだろう？？』

小さな頃から、その疑問がいつも頭の中で私を苛んた。

ずっとずっと独りぼっちのまま、答えを出すことができずにいた。

　今となっては私が周りと違うからいけないのだとわかったけれど、何が違うのかがはっきりとわからない。

自分だけが知らないうちに、みんなから仲間外れにされるのが怖くてたまらなかった。

　だから、私は「人間」に擬態した。

必死で自分の「おかしい」を押し殺して、周りの人たちに受け入れてもらえる自分を作ろうとした。

　でも、いつも全然上手くいかない。

何度も何度も空回りして、「人間」って何なのかが理解できない。

化け物なのに「人間」の真似をするのが苦しくて、頭の中がおかしくなりそうだった。

　だから私は、私を理解してくれる人がほしい。私の本当の姿を誰かに知ってほしい。

こんな気持ちを吐き出せば、またみんなから「気持ち悪い」って拒絶されることはわかっている。

　それでも私はありのままの、化け物の私を受け入れてほしかった。