狐の恩返しー前世におじいさんに助けてもらった狐が知らない世界で恩返しできるように頑張ります!ー

寿尊

第1話 ずっといっしょ!

むかしむかしあるところにいじめられている狐がおりました、その狐は他の狐とは違い真っ黒な毛で覆われていました狐は毎日空腹でした、そんなある日狐は見え見えの罠に引っかかってしまいましたしかも近くにいたと思われるおじいさんがいかにも食ってやろうと言うような顔で近づいてきます、狐は死を覚悟しました、しかしお祖父さんは狐を見つめ続けるだけで何もしてきません、しばらくした後おじいさんは狐を縛り上げそれを背負って自分の家まで向かい始めました、狐は今度こそ終わったという思いでたくさんでした、しかしいざ帰ってみても何にもしてきませんあろうことか傷の手当てやご飯の用意までしてくれました、傷が治ってきたある日おじいさんは狐を逃しました、しかし狐は逃げようとせずおじいさんの元に擦り寄りました、おじいさんはそれを認めたのか狐を膝に乗せ二人(一人と一匹)はそれから幸せに暮らしました、とここまでが前世の私、今の私はー、、、、、立派な人間だぁー!何故か狐の頃の記憶を持って生まれてきた私、何日か過ごしてきたことでわかったことが3つある、まずこの世界は私とおじいさんが住んでいた世界ではないということ、私の年齢と今一緒にいる人の年齢はだいたい18くらいだということ、最後の一つはこの世界でもおじいさんと一緒にいられること!、「おじいさーん、今日のなでなで〜」「1時間前もそうやってねだってきただろう」こうは言ってるけどちょっと甘えちゃえばー「お願いお願いー」「、、、仕方がないなカーシャは」こうやってしっかり撫でてくれる、あっちなみにカーシャは私の名前ね、おじいさんがつけてくれたんだよ「カーシャ私は今から少し作業をするから少し遊んできなさい」「はーい」遊ぶと言っても私がいるところの周りは森だ、そんな私ができることはー、、、魔物狩りだぁー!おじいさんが「この辺にはなんちゃらかんちゃらが出るからな気をつけろよ」って言ってたけどおじいさんが名前を忘れるくらいだから大丈夫だよね、そんなことを考えてたら目の前にゴブリンが出てきた「ごめーんちょっと通して〜」私は軽く蹴飛ばしたつもりだったのだが結構遠くに吹っ飛んでしまった、やらかしたーそんなこと考えてる時だった、ザワっと何か強いものが迫ってくる気配がした、もしかしておじいさんが言ってたなんちゃらかんちゃら!?

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