第5話

 今日は、まだ家だ。


 「・・・優」


「どうしたんですか?」


「いえ、そのね。私達と一緒にいない時間はどうだったのか教えてほしくて・・・あの人の事も」


既に、説明はしてある筈


 だが、もう一度だけ俺の口から聞きたいのだろう。


______


義母視点


 優が家から居なくなってから、娘は病んでしまっていた。


 優のことを嫌いだとよく口にしていたが、本心は小さい頃からのお兄ちゃんつ子のままだったみたい


 ・・・本当は、あの時・・・私も離婚はしたくなかった。


 春には離してないけど、私とお父さんは喧嘩はしてなかった。

 

 ・・・理由は春と優の仲を見て二人で決めたことだった。


 「・・・あなた・・・」


あの人が自殺する前に送られて来たこの手紙・・・


私は処分するか、手が震えほど迷ってしまった。


星の数の半分の話数を目指します。

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